投稿日:2009年05月08日

2009年05月08日

渋谷HOMEにてライブ。
前回、ここでライブをさせてもらった時にはアップライトのピアノが入っていた。アコースティックピアノに苦手意識があった頃は、あまり生ピアノを弾きたいという風には思わなかったが、”アコースティックピアノの弾きやすさに個体差があるのはあたりまえ”と考えられるようになったら、どのピアノもまずは弾いてみたいと思えるようになった。
アップライトはライブでは特に慣れていない。音の響く感じがグランドピアノとまた違うが、今日はアップライトで弾き語りのライブをさせてもらった。
今日のこのピアノは少し人見知りなピアノ、という感じだろうか。
少し鍵盤が重く音の抜けはややこもってはいるけれど、それもこれからここで大事にされて、いろんな人に演奏をしてもらったらきっともっといい音になると思う。時間と共にこのピアノが持つ性格というのだろうか、人柄みたいなものがそのうちにもっと伝わりやすくなるんじゃないかな、と個人的に感じた。
楽器も人見知りをして、最初は自分を上手く出せない個体がある。でも人と同じ。どんな不器用でも最終的に人柄というのは滲み出るものだ。
ピアノさん、一緒にゆっくり行こう。
「昔の声の時の歌もいいけれど、今のみきさんの歌好きですよ」
数ヶ月前にそう頂いたメールの言葉で、私の中の何かがフっきれた。
自分では、今の歌が好きでいるつもりだったが、あのメールがポンと背中を押してくれた。そうしたらまだ自分にまとわりついていた人見知りのような小さな臆病がスっと消えてなくなった。
多くのライブは夜の時間に行われる。
一日の最後に近い時間にあるのだ。
誰かを「特別サイコーハッピー!」に出来る自信はないけれど。
今夜布団に入る時に、「なんか、今日はいい日だったかもしれないな」と、穏やかな気持ちになってくれることを願いながら歌いたいなと思う。


“ 2 件 ”のコメントがあります

  1. 爪ちゃん より:

    木で創られた楽器達。 特に、共振 共鳴で 味わい深くなる アコギ ピアノ バイオリン 等々等…
    最近 後輩と一緒に 神戸元町の雑居ビルで 怪しい中古ギター屋さん発見! (アップルギターズ)また検索してみて下さいな。
    1920-1930年代のいまのギターになる前の、それこそ アメリカのスミソニアン博物館に展示されているような楽器類。(あまり商売する気なし(T_T))
    でも、1970年代のヤマハ YG-180(日本のフォークソング黎明期 かぐや姫 岡林らが使い若者の憧れの的だったらしい…(^^;)
    弾かしてもらったけど、「パコーンー!!」てな感じで…もう鳴る鳴る! 乾き切っておりました! 5万しなかったから… 衝動買いしそうになった…^^;
    デンジャーでございました。(^^)
    あのー、今のジョニ.ミッチェルなんか いい枯れかたをされた素晴らしいシンガーかと思います。(^^) あと小林克也の「ベストヒットUSA2008」で、シカゴのオリジナルメンバー(管の2名の方)が、「色々あったけど、40年やって来て 今が一番楽しんでるよ。毎日音出すだけで、嬉しくて(笑)…」と、60越えてはしゃいでたのが 印象的でございました。(^^)
    僕も あの「枯れオヤジ」目指します!f^_^;

  2. 吉川みき より:

    先日、ギタリストの稲葉政裕さんのお家に遊びに行ってたくさんのビンテージギターを見せていただきました。「コレは木が違うの」と1950年代や60年代のギターをいろいろ見せてもらったのですが・・・ちんぷんかんぷんでした!はは!ピアノは、でもやっぱりアコピが好きです♪実家のピアノはもう調律もしていないので、前に家に帰った時に弾いたらすごく音痴なピアノになっていたんだけれど・・・

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