投稿日:2009年08月25日

2009年08月25日

夕方のニュースの特集で、「マイマイガが大量発生する町」をリポートするコーナーを見た。
マイマイガは白い蝉のような蛾で、私も見たことはある。以前もこの特集は見たことがあったが、今日は男性リポーターが取材をしていた。
「うわぁ〜っ!」
この人はきっと虫が嫌いなんだろう。男性らしからぬ声のトーンになっていて、ややパニックになりつつも頑張って取材をしている様子。
「あっあっあっ!ここにも!」
「あーーーー!こんな所にも!」
冷静に伝えられていないので、余計にリアルに思えてくる。
「気持ち悪ぅ〜い」
男性は、やや女性よりな素の自身もポロっと出してしまっていた。
見ていてちょっと可哀想になってくる。
と、思っていると・・・・・。
「あぁ〜〜〜〜っ、これ今何しているの?」
叫び声を上げるリポーターの男性。彼のジャケットの腕の所にマイマイガがついているのが画面に映し出される。
そして・・・・
「あ〜っ、卵生んでるっっ!」
卵って・・・そんな馬鹿な。
あまりないことだと思うのだが、どうも男性はマイマイガに卵を生みつけられているみたいだった。カメラマンが冷静にその様子を撮影していて、マイマイガは本当にジャケットの上でリアルタイムで卵を生んでいた。これには気の毒すぎて私も笑ってしまった。
そして場面は変わり。
「おぉ〜〜〜、ちょっとちょっとちょっと!」
「何これ!」
「わっわっわーーっ」
男性の首や顔に、マイマイガが次々に襲っている。ヒチコックの「鳥」という映画を思い出してしまう。そして男性、うわっうわっと言って逃げている。
この仕事はかなりキツい。だってこの男性、北海道と岩手、それぞれの昼間と夜、朝の様子をリポートしていたので、3日間はマイマイガの中で格闘するロケだったのだ。
「では・・・・、」
「マイマイガの死骸の匂いを嗅いでみましょう」
可哀想にその後男性は、次の日に道端で死んでかき集められゴミ袋に入ったマイマイガの死骸の匂いを嗅いでそのリポートをしていた。そんなことまでする必要があるのかしら。別にそこまで伝えてくれなくてもいいのに・・・と、ディレクターさんの悪意を少し感じ、気の毒に思いつつも見ていると
「うっ、うっ、うわっ!」
「ああああああ〜〜っっ!」
よっぽど臭かったんだろう。次いで男性が臭さの匂いレベルを計測器で調べると「くさや」と同じレベルと出た。
「大変なことになっています」
多分、この特集はマイマイガの大量発生で大変なことになっている町があるというリポートだったのだが、男性のリアクションが大きすぎた。
大笑いしてすみません。
大変な仕事を引き受けた男性が居て可哀想だったという感想の特集だった。


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