投稿日:2009年12月08日

2009年12月08日

テレビで、リポーターが食べ物の取材をやっている時のお決まりの文句で気になっていることがある。それはとれたての野菜を口にした時に発する「甘いですね〜!」という言葉なのだが、私は今まで100%と言っていい、野菜のお味の感想は「甘い」しか聞いたことがないのだ。
果物の「甘い」なら私もわかる。イチゴは酸っぱいのより、甘いのを食べたいし、キウイだってリンゴだってみかんだってバナナだって同じだ。だが、土から抜いたばかりの大根をかじって「あ、甘いですね〜」と言われても、私としてはどうしていいかわからない。野菜ではせいぜいトマトの「甘い」までが自分にわかる範囲だろう。しかもトマトにしても、私は別に甘くなくていいのだ。水っぽいより濃い口あたりがいいなとは思うが、イチゴのような位置づけを求めているのではないので、甘さは問わない。どっちでもいいのだ。
しかし、野菜を紹介する時はみなさん「甘い」とおっしゃる。
ラディッシュをかじって「甘い」
きゅうりをポリっとやって「甘い」
白菜も「甘い」
ケーキのリポートでは「甘い〜」と言わないのに、みんなおかしいのだ。
ラディッシュは甘くない。
きゅうりはカブトムシの味。
白菜も甘くはない。
と、私は思う。
野菜は、いくら新鮮でも、別に叫ぶほど甘い食べ物ではない。
ケーキを食べた時のほうがよっぽど「甘い!」。
だいたい野菜は塩味で調理する場合が多いではないか。だったら最初から既に漬け物味になっている野菜があったり、ダシ風味の大根があったりした方が私は「食べてみたい」と思う。一体何の為にテレビの人全員が「甘い」と言うのか。
あまりにしつこくテレビで野菜を「甘い」と紹介するので、もう最近はそういう紹介がうるさくなってきたのだ。この笑顔が信じられない。そうだ、この人は仕事を頑張っている人で、私に美味しい野菜を教えてくれる人ではないのだ・・と思って見るようになってしまった。
私は今まで野菜を食べて「甘い」と言ったことがない。
でも我が家では、新鮮野菜を使用しているのである。


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