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投稿日:2013年12月15日

2013年12月15日

葛飾に引っ越してから、首都高速に乗ることが多くなった。

よく利用するのは加平インター。

プールにあるウォータースライダーのような螺旋状の乗り降り口になっているのだが、私はいつも降り口の螺旋で乗り物酔い状態になってしまうのだった。

ここのインターはクルクルと丁度二周する流れになっている。乗り口は一周したところで入り口のゲートがあり、一旦減速をするので酔ったことはない。が、帰りの降り口は支払いのゲートもないので、二周して環七に出るのだが、どれだけゆっくり運転しても二周目になると気分がすぐれなくなってくる。環七との合流地点に着く頃にはややフラつきながら「頑張れ」と気合いを入れて平衡感覚を立て直しているのだ。

フィギュアスケートの選手はあんなにクルクルと回っても、目がまわらない。いくら練習で鍛えているとはいえ、素人の私だって二周ぐらいだったら頑張って耐えようよと思うのだが、これがまだ慣れないのだ。

確かに3D画像などにすぐに酔ってしまう傾向にはあるが、私と同じように「二周目」でクラクラに襲われているドライバーだっているんじゃないだろうか。

昔、「地球は回る」というタイトルみたいなものがついた運動会の競技があった。

地面に野球のバットを立て、そこにおでこをつけて自分がクルクルとその周りを何周かしてから、また走り出すのだが、誰もがまた走り出した時にはおかしな方向へとよろめいていっていた。

今まで「同乗者」は車に酔っても「運転している」人は酔わないと聞かされてきた。

加平インターの降り口は運転者も酔う降り口なのである。