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投稿日:2007年03月16日

2007年03月16日

今日はかしわ哲さんのラジオ番組にゲストに出させていただいた。
かしわさんと初めてお目にかかったのは、去年の12月、今お世話になっているウエブラジオ、kizznaFMの設立パーティの時。長身で髪は半分モヒカン、服装も個性的でたくさん人が集まる中で人目を一番引いた。その日はプロデューサーのY氏かディレクターのK氏に紹介をしてもらったんじゃないかと思う。
その時に少しお話をさせてもらったが、かしわさんはものすごく目力が強くて、ふとこちらが目をそらしてしまいそうなぐらいの強力なオーラが出ていた。なるべく私も、普段人の目を見て話をするようにと気をつけているが、その目ビームはとにかく強力だったのだ。
「なにか楽しいことが一緒に出来るといいですね」
最後は年上の男性の持つ独特の包容力が後味に残った。
かしわさんは、元々のスタートはシンガーソングライターで、その後NHKのうたのお兄さん、そして現在は執筆活動で童話作家の顔も持つ。
今、私が外に出て何らかの仕事をする時には、必ず自分のした病気のことが一緒について来る。私自身もそれはそれで自然なことで、特に自分からピックアップすることもないが、黙っていたいということもないので、何気ないところで「体」の話になることは多いのだが、意外なのは会話をしているうちに、実は自分も・・・とご病気や怪我で仕事を一時中断されたという話を伺うことがとても多いということだ。
公にしていない人も居るので、私は自分の中でその話は止めているが、とにかく知らないだけで事情を抱えている人がこんなに多いとは思わず、そうしたらかしわさんも今日は収録の中でご自身がご病気をされた話をポロっとされたのだった。
”世界をバリアフリーに”が、かしわさんの現在の活動のテーマだ。収録には乗らない場所で、かしわさんは自分の想いを情熱的に話をされた。
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今日は一緒に一曲、演奏をした。
本来私は人見知りがちだ。人とどんどん出会って輪を広げたいという好奇心はほぼなく、縁あって知り合った人との関係を深めることの方が好きなので、何か機会をいただかなければ自ら率先して、出会いを作りに行くこともしない。
本当に人見知りな方なのだ。
だが短い時間、今日はかしわ哲ワールドに引き込まれ、私は気を許してたくさん話をしていた。
「チョコレート」という響きや「残業」とか「約束」といったたくさんの言葉がある中で、「バリアフリー」という言葉に対しては単語自体が持つ緊張感があると感じてきたが、今日の収録ではなんでもない楽しい会話の中に、自分の緊張がほどけて、思わず笑ったり自分のことを夢中になって話している個所がたくさんあった。
「また、是非何かしましょう」
やはりスタジオを出る時に、今日も年上の男性の持つ独特の包容力が後味として残った。
言葉を用いずに、バリアフリーをかしわさんご自身に体験させてもらったゲスト時間だった。