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投稿日:2008年08月12日

2008年08月12日

近所の家に2匹の子猫の兄妹がやってきて数ヶ月が経った。
お兄ちゃんは黒と灰色と白い毛の縞模様。両手のひじから下が手袋をはめたように白い毛で、可愛い顔をした猫で好奇心旺盛な性格だ。妹は痩せた小さい猫で色は黒と濃い茶、この仔はちょっと怖がりでお兄ちゃんのひっつき虫。いつもお兄ちゃんが何かをするのをソっと見ている。
まだ2匹共子猫だが、少しずつ大きくなってきて行動範囲も広くなってきた。
最初は道端をウロウロしたり、草の匂いを嗅いだりして過ごしていたのが、ある日から塀の上に上がることを覚えた。さすが猫だ。犬なら「塀の上に上がってみたい」とは考えないが、お兄ちゃん猫が塀のそばに置いてあるものを上手く足場にして登っていた。
だが登れたのはお兄ちゃんだけ、妹のチビちゃんはしばらくはそれを見上げているだけだった。
そのうちにチビちゃんも塀に登れるようになった。
人に対しても怖がる様子がなくなってきた。
逃げもしないし、気分がいいと自分から寄って来る。多分ここら辺は猫にとって住みやすい環境だ。車も通らないし人も限られた住人だけ、動物にいたずらをする子供も居ないので安心して動物が遊べるエリアになっているので、猫達も素直に育っているみたいな気がする。
夕方ベッドの近くの窓に、何か影が映ったのでふと目をやるとお兄ちゃんの猫が東の窓の塀までやって来てくつろいでいるのを見つけたのだった。
あらま、こんな所まで遊び場を広げたのかい。
自由はいいが、ちょっぴり心配になる。
もっと遠くまで行くと、車が走っているし危ないよ。
言ったって聞かないだろうが。
なるべく自由に。だけどなるべく嫌なことには出会わないで過ごさせてあげたいなと思う。
人間じゃないのだから試練なんていらない。
心を鍛えなくても彼等は幸せを感じられるのだから。
大きくおなり。
毎日が冒険と探検に満ちあふれている。
この夏、子猫達もすっかりたのもしく成長をした。