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投稿日:2010年10月02日

2010年10月02日

朝目が覚めると熱が下がっていた。
毎日レントゲン写真を撮っている。状態がよければどんどん管を抜いていくと先生から言われていたので、今日も何か管が抜けるといいなと思っていたら、今日は背中に刺さっていた針とドレーンを抜いてもらえることになった。
背中の針が抜けると痛み止めの哺乳瓶ともさようならだ。硬膜外麻酔の管がなくなれば痛み止めは飲み薬のロキソニンと座薬のボルタレンの併用になり、この二つの薬は普段でも割と馴染みがあるので、少しよくなってきた感じがしてきた。
ドレーンは体内にある浸出液や血液を対外に出す管で、これがついているとなんとなく動き辛いというか心理的に思い切って動けない。身体からホースが出ていてそこからプラスチックの箱みたいなものに血の色をした液体が溜まっていく。身体からホースが出ていること自体なんだかしっくり来ないのだ。自分の身体が洗濯機になったようで排水がホースから出て行っている。ホースがポロンと取れたらどうなるんだろう?と想像をしてしまうので、どうしても動きがかばうようになってしまう。なので、余計にモゾモゾしてしまうのだった。
処置室でドレーンを抜いてもらい、麻酔をして縫ってもらった。
「明日からシャワーをしてもいいですよ」
これで身体に刺さっている点滴の針が残り一つになった。
血痰はまだ収まらない。が、これももう少ししたら落ち着くだろう。術後こんなに順調にステップアップしていけるのは今回が初めて。過去の治療では「著明に改善@%」「改善@%」「効果あり@%」「効果なし@%」「不明@%」と資料のデータで「不明」「その他」の枠に該当することの連続で、なかなか治療が実ることがなく、打ちひしがれながらこの内訳の細かい内容やその後どうなったかが知りたいとよく思ったものだった。
今回は少しずつ回復しているのかなぁ。
今度は・・・・信じてもいいよね。
いろんなトラウマも含めて、今回乗り越えられたらいいなと思うのだった。