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投稿日:2011年03月07日

2011年03月07日

先週の月曜日、「よければまたご用命下さいね」とタクシーの運転手さんから連絡先をもらったが、今日も雨が降ったので先週と同じようにしてタクシーで帰ることにした。
先週の運転手さんは、もし家に居たら自家用車で無料でお送りしますよと言っていた。その時に「自分には妻子がいるので安心して下さい。ただ道を覚えたいだけなんです」と運転手さんは言っていたが、やっぱり「わ〜い!やった〜!」という気分にはなれず、通りがかったタクシーに乗ったのだった。
昔、タクシーは車独特のにおいがしたものだった。
が、最近のタクシーは加齢臭がする率が高い。
あの懐かしいタクシーに乗った時にした独特のにおいはどこへ行ったんだろう。
今日の運転手さんはちょっと横柄な態度の男性だった。道順を私に聞いておきながら鼻で笑うのだ。私だって聞かれたから知っている道を答えたのだ。しかもそれは先週の運転手さんが教えてくれた新しい近道、同業者から教わった道なのだ。
「このルートで、行っちゃっていいのかな?」
あんたは試験場の教官か。
結局こまめに道案内をしなくてはならなくなり、先週覚えた新しい道を案内したら最後の方になって「踏切りで、ここはひっかかることがあるんだけどね」「今日は大丈夫だったみたい」と言われて私の道案内は終わったのだった。
合格したあとはややご機嫌だったおっちゃん。
そしておっちゃんは別に運賃をまけてくれるわけでもなく、別れ際はしっかりビジネスの関係なのであった。合格のおまけってものはないのか。
ただでさえ加齢臭で新鮮な空気が吸えず息が浅いのだ。
道案内テストはいらない。
今はナビがあるんだから、なおさらお客で乗ってテストされたくないのである。