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投稿日:2011年07月30日

2011年07月30日

原付での帰り道。
雷がピカピカと光ってたまに空が明るくなっていた。
私は雷が大嫌いなのだ。嫌いというか、大変怖い。普通の人の「雷って怖いわ」というレベルよりもっと怯え度数は高いのではないだろうか。家の中ではそうでもなくなったが、外出時に雷の存在を知った時点で類人猿的な姿勢になる。
髪に留めている黒いピンを外し、金目のものは極力外してバッグの中に入れ、そしてひたすら類人猿的な歩き方でかなり泣き顔になりながら耐えているのだ。
今年はまだ雷が少ない方だが、数年前は確か毎晩のように雷が鳴っていた夏が一度あって、その時はプールに行けずに帰って来たりまた家に帰れなくなってしばらく時間をつぶしたりして雷が居なくなるのを待ったものだった。
雷が怖くないという人は、普段からあまりびっくりしない性質の人なのだろう。その点普段からびっくりしやすい私は、自分とサイズの同じぐらいの大きさの「人間」に「わっ!」と驚かされてもリアクションが大きく、それが空サイズの規模となれば本当にたまらん。ちっとも大げさじゃなく、ものすごく怖いのだ。
ピカ!っと光る度に首をすくめている。
早く、早く家に帰りたい。
安全地帯まであと何分なのデスカ。
フルスロットルで回してもなお自転車に追い越され、でも人の目なんて気にしません。
私、急いでるんです。
雷から逃げているんです。
カミナリ、イズ、ホラー!
あまりに怯えすぎて、ものすごく怖い形相の自分の顔がミラーに映っていたのであった。