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投稿日:2011年08月03日

2011年08月03日

外来日。
カンカン照りだったので、暑さ対策だけ万全にして原付で出かけたのはよかったのだが、診察が終わって外に出たら小雨が降っていた。しまったのだ。出かける時にはあまりにいい天気だったので、天気予報もチェックせずに出て来てしまった。まさか雨が降るとは思わなかった。
この雨ってすぐ止む雨ですかねぇ。
バイクを置いて電車で帰る方法はもちろんあるが、無精な私は駅の階段の上り下りのあの歩きがイヤなのだ。いくら自転車に追い抜かされても玄関を出たら乗り物に乗ってそのまま向こうの駐車場に行けたらむっちゃ嬉しい。そんな理由でバイクに乗ってここまで来たのだから、これで電車に乗って帰ったとしたら電車とバスを乗り継いで家に帰って、またあらためて電車とバスを乗り継いでバイクを取りに行かなくちゃいけない。
うむむむ。
どうしようかと思っていたら、職員さんらしき女性が「局地的な雨なんだってね」「そうそう、晴れてるところもあるんですって」と会話をしながら前を通って行った。
じゃ、ずっと雨ってわけじゃないってことか。
よし、決まり。雨具を買ってカッパを着てバイクで帰ろう。と、売店に行って雨合羽を買うことにしたのだったが・・・・。
病院の売店とコンビニに雨合羽は置いていなかった。
普通のコンビニならあったと思うが、ここは病院。残念ながら置いていなかったとしても納得は出来る。
しばらくあきらめきれずにウロウロと売り場を回ってみたが、ある時点であきらめた。
<よし、じゃゴミ袋を即席雨合羽にして帰ろう。>
高校生の頃、そうしている人を見たことがある。まさか自分がそのような格好をするとは思いもしなかったが・・・。
そうして30Lのポリ袋を購入。まずは腕と首のところを破って被りそれを上着として、それからスカート風に破ってそれを履いて、あとはバッグを包んで雨よけにしてさすがに恥ずかしかったので、急いでバイクで帰ったのだった。
雨を予想していなかった人は多かったみたいで、歩道を雨に濡れながら歩いている人を何人も見かける。
そうだよね。予想出来なかったよね。
しかし、文京区から新宿区に入ると、雨が降っているどころか雨が降った形跡もなく今度は道路さえ濡れていないのに気づいたのだった。
雨も降っていないのに、ポリ袋を被ってバイクに乗っている姿は変に映るのだろう。視線を感じると急に恥ずかしくなって、路肩にバイクを止めると即席雨合羽は破いてそのまま後ろカゴにゴミとして積んだのだった。
よかった。
雨もやんで。
しかし・・・。新宿区を走っている間にまたもや雲行きがあやしくなってきた。
ポツ、ポツ。
大久保辺りでポツポツと降りかけていた雨が西新宿まで来たら、割といい感じの雨降りに変わっていて、私はまたもやそこで路肩にバイクをとめて即席雨合羽を作って着用をしたのだった。
こういう場所で、一応洋服を着てはいても”スカートを履く”という行為をするのが、ちょっとためらわれる。誰も見ていないし、見ていたってちっとも色っぽくないのだが、都会のど真ん中の道ばたでスカートを履くのはやっぱり恥ずかしい。
雨合羽、再び着用。
ポリ袋のカッパもかなり恥ずかしいが、バイクに乗れば移動してその場に止まっているわけでないので、まだマシなのだ。
いつもより長く感じる距離だった。
家のすぐ近くに戻ってきたら、またもや道が濡れていないことに気がついた。
ようやく家に到着。
まだ早い午後だというのに・・・・。このポリ袋姿を見られるのが恥ずかしく、まるで門限をやぶった時のようにこそこそと家の中に入って行ったのであった。