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投稿日:2011年08月13日

2011年08月13日

今日は自分の作品のレコーディング日。
今はようやく「レコーディング」について、自分なりの進め方だったりジャッジのものさしが持てるようになったが、まだレコーディング経験が少なかった頃は、わからないことだらけの場所で戸惑うことばかりだったっけ。
あんなにドギマギしたレコーデイングだったが、今は気のおける仲間に手伝ってもらって作品作りを進めている。ふと自分の周りには素晴らしいミュージシャンが居るんだなぁとあらためて思い直したりする。普段あまりに普通に会話をし過ぎているので忘れているのだが、ふとした折りに「あぁ、職人だなぁ」という本来の顔を垣間みる。すごく幸せなことだ。
今日は2曲、ベーシックトラックをドラムは臼井かつみちゃん、そしてベースは宮野和也氏に演奏してもらった。
あたりまえなのだが、自分の作ったデモとタッチが全く変わる。
作品を作る時、自分の頭にイメージした、例えば歌詞の場合はこれしかないなぁと思う言葉に出会うまでピンポイントで追い求めて「て」「に」「を」「は」まで神経質に選ぶのだが、それがレコーディングになると他人の目線や価値観で、デモで一応形がなんとなくあったものから別の物に変わって行くのが最近すごく好きになった。大げさかもしれないが、そんな時には音楽を越えて「あぁ、私達はみんな生きているんだなぁ」という感動が芽生えたりする。
時々、音楽なんてなんだっていいんだと思うようになった。
漠然となのだが、そこに生きている感動があるかどうかが、私の中で「素晴らしい」か「あまり好きじゃない」のジャッジになっている気がする。
かつみちゃんとみやんとのレコーディング。
とっても素晴らしいものに支えられて仕上がって行く。
目に見えなくても確かに鳴っているあったかい音がある。
私はそんな自分の作品が大好きだ。