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投稿日:2012年06月09日

2012年06月09日

去年、部屋の南側スペースに設置したウッドデッキには今、ハーブと実の成る樹木を育てていて、毎朝ミニトマトが採れるのでちょっと楽しい気分なのだ。
ダンボは一緒の生活の中で、ブルーベリーとミニトマトを採って食べる楽しみを覚えた。
「ダンボ!トマト食べようか」
声を掛けると立ち上がって、いつものように二足歩行で喜んでいる。
プチっ。
赤く熟れたのをもぎって服でキュキュッと拭いたら半分を私がかじり、残ったのをダンボが食べる。このひとときは、二人でものすごい宝物を発見して山分けをしたような贅沢な気分になるから安上がりな楽しみだ。
ダンボはトマトの分け前を貰うのを、私の近くでおすわりをしておとなしく待っている。
不思議な事に、自分でもぎって食べることはしない。
「ダンボ、トマト。ここ。成ってるよ」
鉢を目の高さに置いて指を差してみる。
のだが・・・。ダンボは私の指は見ているのにトマトの方には見向きもしない。
「ここに、ほら!よし!食べていいよ!」
餌をあげる時のように「待て」をしているのかと思ってもみたが、「よし!」と合図をしてもトマトをもぎろうとしない。せいぜい鼻をつけるぐらいで、大好きな割りには部屋の中でオヤツを奪い取って行くあの猛獣のようなワイルドさが全然ない。
プチッ。
と、取った瞬間に初めて「頂戴!頂戴!」とはしゃぐ。
不思議だねぇ。
自分で取らないの?ふぅ〜ん。
私にはわからないがダンボなりの何か法則があるのだろう。
はい、今日のトマトはおしまい。また明日ね。
ダンボと私は毎朝宝物の山分けをする。
宝物って美味しいね。
ダンボと食べるから美味しいの。
ダンボも私と一緒に食べるから美味しいね。
食べても食べてもなくならない。
1個か2個、目覚めたら宝物が外に成っている毎日なのだ。