月別アーカイブ : 2013年10月

投稿日:2013年10月09日

2013年10月09日

朝、頭痛薬を飲む。

今一つ体調はスッキリしないけれど、昨日よりはマシな状態で、予定通り朝食後に大部屋に移る。

今日から、副作用止めの薬デカコートが125mgから80mgへ、内服のネオーラルが10カプセルから8カプセルへと少し減量になった。

食欲はまだあまりないが、あんなにひどかった頭痛と骨盤痛と吐き気が今日は収まったみたいだ。血圧も上がっていたのが、落ち着いて来た。

いろんな条件が揃ったら、何かしたわけでもないのにスっと身体が楽になってきた。

ダメージから回復に向かっている感覚があるのは嬉しい。

と、思っていたら先生がやってきて、「来週の火曜日に検査をして問題なさそうなら、来週には退院を考えています」といきなり退院という言葉。

<えぇえ〜っ、逆に、ほんとに、いいんですかぁ〜?>

昨日、この体調の悪さは果てしなく続くのかしらとどんよりしていたことから想像もしていなかった流れになっている。

血小板の輸血で前回より、数の上がり具合がよくて、経過がいいと教えてもらった。血小板数は7.6。正常値からすればまだ足りないが、こんなに高い数値になったのは7月末以来ぐらいではないだろうか。

夕食後、入り口近くのベッドの患者さんの「けけけけ」「あっはっはー」と笑う声が聞こえて来る。病室ではテレビはイヤホンをつけて観る。何かしらの病気で不安を抱えながらの入院でも、こんな風に笑えるっていいな。

「あはははー」

しょうがないことはしょうがないんだもの。

クヨクヨしてばかりはいられない。

好きだ。

大部屋にはこんなおおらかさが漂っている。


投稿日:2013年10月08日

2013年10月08日

頭痛と骨盤痛と吐き気が収まらず、今日もしんどい。

食欲もない。

身体が弱っている感じがする。

夕方には熱が出る。

どうなるのかしらと思ったら6時頃に潮が引いて行くように身体が楽になる。

楽になる時には頭痛も吐き気も骨盤痛もいっぺんに消えて行く。

血糖値が高いので内分泌科の先生が、今後の糖尿病の治療のことでベッドサイドに来る。

あぁ〜あ。ミルクと砂糖がたっぷり入ったコーヒーが飲みたい。

明日から大部屋に移動すると婦長さんからお話があった。


投稿日:2013年10月07日

2013年10月07日

今朝は吐き気とひどい頭痛と腰の中が痛くて横になっていた。

服用薬が増えたせいなのか、治療の後から出て来る副作用なのかはわからない。が、今回の治療の過程で起こる何かしらの経過なのだと思う。

血圧も90前後だったのが、ここ数日でどんどん上がって今日は130台後半にまで上がっている。普段低めなのでそれもしんどい原因の一つだろう。

3時を過ぎる頃になってようやく楽になってきた。

妹から父のことで連絡がある。

治療だけに専念出来ないのはちょっと今はしんどいのだ。


投稿日:2013年10月06日

2013年10月06日

朝の血糖値は128。昼前に217となり、夕方に400台になるというパターンが続いている。大量のステロイド点滴で血糖値が上がっているのだろうとのことで、昼前にこういったステロイド点滴を受けると、血糖値は夕方と夜にかけて上がるのだそうだ。

今日は頭痛と腰痛でグッタリしている。偏頭痛の軽いのは昨日の朝にあったが、基本的に頭痛持ちではないので、何かしらの影響で頭痛が出ているのだと思う。原因がわからないが、今回の治療の何かしらの副作用なので我慢するしかない。

夕方になってくるにつれ身体が楽になってきた。

身体が楽になると、身体に無意識でいられることの幸せをまた感じる。

10年以上病気をしてはいるが、それでも今までの大半を「身体に無意識でいられる」状況で生きて来られたんだなぁと実感する。

楽になると違和感は腕に入っている点滴の針ぐらい。
大分身体の自由が確保出来てきた。

ダンボはY氏のお宅ですっかりくつろいでいるらしい。

ダンボちゃん、よかったね。

先日、大好きなオヤツの順位決定戦の動画を送ってもらったら、三位決定戦までして結果は「ボーロ」「ソフトジャーキー」「チーズ」の順番であることがわかった。一番軽いスナックが好きだなんて、私としてはとっても意外だったのと、向かって右側の物を選ぶ傾向にあったので、右目が効き目なのかもしれないと思って、並べる順番を逆に実験をしてもらったら、やはりダンボの中での好きなオヤツの順番は変わらないということがわかったのだった。

結果を疑う私の方が頭が悪かった。

ちゃんとわかっているし、なにより全然ブレないのはあの子豚のちび犬の方だったのだ。

動物の素晴らしさに感服した。


投稿日:2013年10月05日

2013年10月05日

インスリン一日持続型を初投与。

就寝中深夜に血中酸素にムラがあると看護師さんから言われてちょっと気にする。低呼吸になっている可能性があるのだそうだ。イビキをかくことはないので、無呼吸症候群には関係ないと思っていたが、病院に居ると知らなかった自分の身体の悪い所が露呈してきてちょっと怖い。

デカコートというステロイド点滴が今日から125mgに減る。終わるとむかつきあり。昼食前血糖値203。食前のインスリンあり。夕食前血糖値397、寝る前382。

妹から連絡がある。父しげおっちがどうもボケてしまったらしく、ここ数週間のうちにそれが顕著になっているとのこと。よくしゃべるらしい。「ワシの話」好きなところは変わらないみたいだが、一人ベッドでブツブツ延々話している様子。今は入院中だが、施設に入ることも考えていかなくちゃいけない。実家のこと、いろいろな問題が一気に起きているので、気を許したら頭が混乱してしまう。

難題ばかりだが、これもなんとか一つ一つ解決策を導いていかなくちゃいけないなぁと思う。

とにかく難しく考えて悲観的になるのが一番よくない。

一歩一歩、駒を進めて行きたい。

友人の家の近くに「フクロウカフェ」が出来たのだそうだ。

「フク」が来ますようにと写真を送ってくれた。


一羽だけでなく何羽も居てしかも触れたりもするらしい。

私には触る勇気がないが・・・。

大きなお目目が可愛い。

フクロウちゃん達に癒された。


投稿日:2013年10月04日

2013年10月04日

ATG療法五日目、最終日。

ぐっすり眠れたが、疲れがたまっている感じ。まぶたが重い。ステロイドがたくさん入っているからだとおもう。

朝に採血あり。値を見て輸血など必要な措置を決定するらしい。朝の血糖値は165。朝はインシュリン注射はなしになった。

10時、点滴の針を入れてもらって、投与開始。検査結果で本日輸血なし。

昼前血糖値226。インシュリンを打ってもらってからお昼。食欲はあまりない。白血球の数が4万から1万7千に減っている。

むくみ、ふわふわする。眠いのと倦怠感が強い。

身体がここに来て治療のダメージでくたびれているのかもしれない。

そんな中、Y氏宅に預かってもらっているダンボは元気に過ごしているらしく、送ってもらう画像や動画が私にとっての癒しになっている。

ダンボは食べ物が一番好き。しかも好きな順番もはっきりしている。いつも好きな物から食べるのだが、そう言えばおやつの中で一番好きな物の決定戦をしたことがなかった。

今回預かってもらった「ボーロ」「ソフトジャーキー」「チーズ」のどれが一番好きなんだろう。

IMG_4907
(ボーロVSソフトジャーキー)

意外な結果だった。

IMG_4912
(ボーロVSチーズ)

またまた意外な結果だった。

へぇ〜〜〜。

10時過ぎ、今回のメインのATG療法は無事終了した。アレルギーが出て場合によっては治療数日目に中止になることもある。とにかく始めたからには最後まで治療を受けたかったので、無事に終えられてよかった。

点滴の針とポータブルの酸素計だけの身軽になって、ひとつホっとした。


投稿日:2013年10月03日

2013年10月03日

AGT療法四日目。

昨夜は夜の10時から朝7時半まで、グッスリ眠れた。

今日も朝から点滴が始まる。やはり強い薬のせいか、点滴の血管がもたなくなってきている。今日刺さっているのは右腕の”微妙な場所”。”微妙な場所”というのは、向きによっては点滴が落ちなくなるので、あまり腕を使えないのだ。右手が使えないので左手で用事をする。やっぱり不便だ。

今日からまたネオーラルという薬が増えた。血糖値も上がるが血圧も上がるみたいで、ここ数日でどんどん上がっている。入院時の血圧が90前後で低かったのが120台に上がってきた。普段低いので、120に急に上がるとちょっとしんどくなる。

昼、インスリンを初めて打つ。

病院に居るととにかくいろんな薬が投与されるので、今更ながら「こんなに薬ばかり使って、私の身体が大丈夫なのでしょうか」と聞きたくなる。

昔「バファリンはなるべく飲まずに我慢しなさい」と母親に言われ耐えていた頃からすると信じられないぐらい薬漬けになってしまったのだ。

ここは大学病院なので、研修医の先生は当たり前のように見るが、今日は婦長さんに連れられて、事務の研修生が私の病室で「クリーンルーム」「無菌室」の研修を受けにやってきていた。


私も一緒に婦長さんの説明を聞く。

ドラマで見るような隔離施設風の間取りは昔のことらしい。今は大部屋の無菌室もあったりするのだそうだ。私の今居る病室も一見普通の個室に見える。蛇口が滅菌タイプになっているのと、入り口にビニールのカーテンがあるのと、壁の一面が空気清浄機になっているのが違いのようだ。

今回私は無菌モードを使っていないらしい。

ちなみに・・・とファンを回すとものすごい轟音が部屋に響いていて、無菌より轟音ストレスの方がひどそうに思えたのだ。

今日の夕方の空腹時血糖値が487。インスリンを打ってもらってもこんな数値になってしまうのか・・・。

5時になるとどこからか「夕焼け小焼け」のチャイムが聞こえてきた。高いビルばかりが建つこんな大都会に「夕焼け小焼け」はちょっとホっと出来た。毎日どうして聞こえなかったんだろう。

夜11時。サイモグロブリンが終わったところでまだ血管痛。針を抜いてもらって、今日はその後の別の点滴はなしになったので、ポータブルの酸素濃度計はあるものの、久しぶりに針の刺さっていない身体に戻った。

何も腕に刺さっていないってなんて自由なんだろう。


投稿日:2013年10月02日

2013年10月02日

昨夜はほとんど眠れなかった。

薬のせいなのか、頭が興奮してまだ寝ないぞと言ってそのまま朝を迎えていた。

まぁ、いいか。日中にいくらでも眠れるのだから。

ATG療法三日目。

午後、血小板の数が減って17000になったそうなので、また血小板輸血を受ける。治療にあたって血小板数が少なくなるのは最初から聞いていたので、治療の過程にあるんだなぁと思う。

サイモグロブリンは強い薬のせいなのか、今までなら点滴が入っている所は1週間は一度入れたらそのまま使えたのだが、一日ももたなくなっている。今回も痛くて刺し直したり、それ以外に採血で針を刺したりしているので、だんだんルートが取れる場所が少なくなってきている。いよいよ場所がなくなったら手の甲から・・と言われたのでなんとかそれは避けたいのだ。

ネオーラルという薬も大量投与になったので、血糖値が急に高くなった。これも副作用。だと思う。

夕食前空腹時血糖値が448。

特にフラフラすることはないが相当高いと言われてしまった。

メインの治療の方は副作用止めが効いていて身体は今日も比較的楽だった。


投稿日:2013年10月01日

2013年10月01日

ATG療法二日目。

治療初日が思ったよりも辛く、熱と吐き気でほとんど眠れなかった。

食欲がわかず、朝にまた吐く。

副作用が結構出ているので、9時半吐き気止めを追加、副作用止めのデカコートというステロイド薬を125mgから250mgへ倍にして、10時頃から治療が始まる。

始めてしばらくしたらまたすぐに7度台になったが、今日はそこで止まった。

息切れがひどいのはヘモグロビン値が6.9に下がっていたからで、治療を受けつつもう片方の腕から輸血を行ってもらう。

治療の点滴は右腕。輸血は左腕に。なんとな〜く両手が塞がった感じで自由な感じがしない。

治療が終わったのは夜11時。

点滴が終わった途端、右腕に激痛。左に取ってもらっていたルートで深夜の翌朝までの点滴分を再開。両手にルートがあってよかったなぁとちょっとホっとした。

副作用止めの点滴が倍になったおかげで、今日は熱や吐き気に覆われることなく”しんどくなく”過ごせて嬉しかった。

しんどくないってこういうことなのかぁとしみじみ有り難く思った。