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投稿日:2009年03月07日

2009年03月07日

午前中、ダンボを連れてA動物病院に行く。先月の末に大学病院で検査を受けたが、幸い難しい手術を受ける必要は今のところはなく、この2ヶ月は投薬による経過観察でA動物病院に通うことになった。今日は薬をもらうのと診察を受けるのとで、病院には約半月ぶりに行くことになる。
薬を飲み出して以降、ダンボは吐いたり下痢をすることがなくなった。一時はどんどん痩せてきていたのが、最近は一日を通して元気に飛び跳ねるダンボが戻ってきた。
「先生、こんにちは」
前回の結果報告は、大学病院の方から連絡を入れるということだったので、既に結果は届いていたのだと思う。今日は診察室に入って来られた時に、先生の顔は笑顔だった。
「とりあえず、数値が下がっていてよかったですね」
今日は痛い注射も、奥の部屋に連れて行かれることはないのに、怖がりのダンボは聴診器をお腹にあてられただけで大袈裟に暴れていた。
体重、3、45kg。
また戻ってきた。
「10日後ぐらいにまたいらして下さい。その時に血液検査をしましょう。」
「はい」
「じゃぁ、お薬を出しますんで外でまたお待ち下さいね」
「ありがとうございました」
<え?>
暴れたり、私をひっかいたり、肩の上に乗ってしまったりと、さんざんパニックになっていたダンボの方がきょとんとしていた。
<今日はこれで終わり?>
「はい、ダンボ。帰るよ」
<ウソだ!>
キャリーケースに入ってからも、ダンボは疑い深く「きっとこの後に、怖いことが待っているに違いない」と心を閉ざして怯えていたが、今日は本当にこれでおしまい。
ダンボは病院が大きらい。
まぁ・・・別に大きらいでいいよ。
でも、自分んちの仔でもない、暴れて懐こうともしない、まだたった数回しか面識のないこの動物を、「元気になってきてよかった」と自分のことのように笑顔で見つめてくれた先生の顔に、今日私は感謝と感動をしていたのだった。