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投稿日:2010年02月12日

2010年02月12日

去年から「右上の奥歯の抜歯をしましょう」と言われていたのだ。
抜くとなったら早く抜いてしまいたかったが、抜歯にあたって飲んでいる薬のうちの一つを3ヶ月休薬しなければならなかったので、随分長く放置状態で時が来るのを待っていたのだった。
「はい、では麻酔をしますね」
上の歯は下に比べると抜きやすいのだと思う。
親知らずを4本抜いた時、下の2本は時間がかかった。特に片方は横に生えていたので1時間半ぐらいかかったような気がする。途中で先生が疲れて来ているのもわかったし、こんなに長く口を大きく開けていたらあごが外れちゃうかもしれないと心配になったぐらいだった。だが上の歯は両方共数分程度で抜けた。最初に「ミシミシ・・・」という音がすると、ちょっと怖くなったがどれぐらいかしたらスルっと抜けたようで、意外に抜歯って思ったより怖くなかった!という印象が上の歯に対してはあったのだ。
「はい、じゃ麻酔が効いて来たんで今から抜きますね」
あ〜ん。
<ミシミシ・・・>
あ、ミシミシが来た。
と、思ったら・・・。
「はい、終わり」
抜けた。
なんと、恐怖心に覆われるより早く、数秒で抜歯が終わっていた。
抜歯前は、私が飲んでいる薬で抜歯後に顎の骨が壊死した症例が報告されているからと、もしもの際の結構説明を受けていたので、まだ手放しでは喜べないものの・・・。
「抜いた歯は、要りますか?」
ダンボの乳歯を抜いた時は下さいと言ってもらってきたが、結構ですと言ってそれで帰ってきた。
たった数グラムの歯。
一体何キロあったんだろうと思う程、抜いたらとっても軽くなった。