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投稿日:2008年04月18日

2008年04月18日

夜、プールに行った。
私も泳ぎが上手いとは言えないが、来ている人の中で泳ぎが危なっかしい人は居る。
だがこの人達は大人になってからでも、泳げるようになりたい人達なんだろう。私は成人してから習得したいと思ったことはことごとく続かず、何も達成しなかったので、こうして頑張っている人を見るとすごいなと思うのだ。
だって来ている人達は、泳げなくてもヤル気に満ち溢れている。ビート板に掴まりバタ足をしながらこっちに向かって必死に泳いで来るのだ。
6歳児ぐらいかと思っていたら、足をついてプールに立つとおっちゃんだったり、大人の女性だったりする。知り合いでもなんでもないこの人達がだんだん泳げるようになっていく所を、もしかしたら私は見ることが出来るかもしれない。
会社帰りの焼き鳥屋で部下に、「いや、この年になって、ようやく僕は泳げるようになってね」と話したところで、「え〜、部長。泳げなかったんですか」と、全然部下はピンと来なくても、私は生き証人になれる。
「そーなんですよー。このヒト、もう最初はすごい迷惑なバタ足で、近くに居る人たちみんな水被ってましたよー」と、笑える日が来るのではないか。
部長の知らざる一面を知っている貴重な知人になれるのではないか。
それにしても、プールの中ですれ違う時というのは気を遣うのである。こちらが立っていたらバタ足の”バタバタ”で水を容赦なく被り、水中に居ればぶつからないようにと大回りでこちらが回避しないといけない。どうもこの人達は水中で目をつぶっている様なのだ。
水中では目は開けられるようになった方がいいと思う。
でないと、初心者同士がすれ違う時にはぶつかる可能性、大。
そう考えると初心者ってある意味、危険な存在だ。
海にはサメが居て、プールにはサメのかわりに初心者有り、か・・・・。
バタ足の女性と水中ですれ違った。
おっと危ない。
やっぱり避けてあげないとダメみたいだ。
でも、目をつぶってでも「突き進む」ということが出来るっていいなと思ったのだった。