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投稿日:2008年05月16日

2008年05月16日

5月5日の「子供の日」が終わると、部屋に飾ってあった鎧かぶとはママ達の仮面になる。
今年も紫外線防止グッズを身にまとって自転車に乗っている女性が出没する季節となった。やっと花粉対策のマスクをはずせたと思ったら、今度はいかつい黒いサンバイザーだ。最初は「そこまでしなくたっていいのに」なんて見ていた私も、ついに去年アレを入手したのだった。
仮面デビューを致しました。
本当は天気のいい日には、すっぴんのタンクトップで外に出たいと思う。適度な太陽の光と風を受ければ、多分とっても気持ちがいいだろう。
だが年齢的にそうして良いリミットはとうに越えた。
私も紫外線対策をそれなりにする。
そうすると体が窮屈で仕方がない。
化粧も日焼け止めも、塗ると私はやっぱり皮膚が窮屈な感じになる。塗って肌が気分がいいのは、洗顔後のローションぐらいなのだ。あんな薄付きの日焼け止めでさえ、塗ると肌がカピカピするので、「出たいけれど、もう少し日が沈んだらにしよう」と用事を日没にあわせるようにもなっているのだった。
あのいかついサンバイザーは、はたから見るとかぶっている人がどんな顔なのかが全くわからない。だが、本人は至って視界良好、人の表情もよく見えるのだ。だからアレをかぶると、見えていないと思ってあからさまにジロジロ見ている人の顔をよく見つけることになるのだ。
”この人、前が見えているのかしら”
どうぞご心配なさらないで下さい。
こうして目も合っていますよ。
黒仮面は日本だけで流行っているのではなかろうか。だから例えば海外から来た旅行客には、紫外線対策グッズだとはわからないかもしれない。
「カノジョタチハ、ハチミツヲ、トリニイクノカ」
「イイエ、シガイセンタイサクデス」
私はどちらの文章も英語に出来ない。
脱ぎたい季節になると、女性達は防護を入念にする。
<なんで?>
いや、本当になんでなのかと自分でも思いながら・・・。
日本人はやっぱり複雑でよくわからない構造になっているなぁ・・・と思うのであった。