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投稿日:2008年07月14日

2008年07月14日

岩手・宮城内陸地震が起こってから今日で丁度1ヶ月が過ぎた。その前に中国四川省での地震が起こり、この地震でもたくさんの方が被害に遭われた。
何かが起こると、命を落とす人と助かる人が居る。
その命の境界線が、私は何で決められているのかがわからない。
亡くなられた人について、生前親しかった人が「あの人はいい人だった」と言う。亡くなったどの人も直接褒め言葉を伝えられる機会はご本人はなかったかもしれないが、誰かに感謝され、社会からも必要とされている存在だったのだ。
世の中にはたくさんの悲しい出来事がある。
そしてそれについては多くの人も胸を痛めているはずだ。でも相変わらず身近なところでは何が変わるわけでもない。電車の中では老人を目の前にしながら、優先座席を奪って座り資料を見入るスーツ姿の男性がいる。自転車置き場で自分が倒した自転車をそのまま見て見ぬふりで去って行く人がいる。客だからと言って必要以上にエラそうに店員さんにしている人がいる。etc・・・・。
だがこの人達だって、社会から悲しい出来事が少しでも少なくなるようにと、願う気持ちはきっと持っているのだと思う。自分に何が出来るだろうと募金をした人だって数知れず居て。
世の中に起きている悲しい出来事のどれぐらいかは、人の心次第で未然に防げることだ。
私は被災地に行って何か自分に出来ることをという活動は出来なかった。
世の中に起きる悲しい出来事が少しでも少なくなってほしいと願っている。
それにはまず身の周りの手の届く範囲からだと思う。知らない人と知っている人、分け隔てなく思い遣りを持てる私達になりたい。今日、生きていることに感謝をして、喜怒哀楽の使い道についてはしっかり考えなくちゃいけないと思う。