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投稿日:2009年12月01日

2009年12月01日

「飼い猫に他人が餌をやるのはよくない」派だった私だったが、先日ネコの餌のサンプルをもらってちょっとした出来心で窓辺の塀の上にパラパラっと撒いたら、次の朝餌がなくなっていた。
「食べたんだ」
正直言って、ちょっと嬉しかった。
だって「ネコ」に縁のない私だ。
どちらかと言うと、嫌われている。
こんなに近くに居ても遠い存在の・・・と言うとなんか片思いの表現っぽいが、それぐらい接点がない「ネコ」なのだ。
ウチの敷地の塀の上は近所のネコ達の通り道。私が引っ越してきてから世代がかわったりしつつも、ここはどうもネコ道になっているらしい。朝から深夜まで、黒いのやブチや茶トラが鈴を鳴らして通って行くのだ。
この辺りを縄張りにしている数匹のどのネコも首輪をしている。「自分ん家」から”行ってきま〜す”と、探検に出かけてきているわけなので、彼らは別にひもじいわけじゃない。もしも私がネコの飼い主だったら、自分がちゃんと餌を上げているので勝手に餌をやったりしないで欲しいと思うだろう。
でも、でも。
餌でネコ達ってこんなに態度が変わるのか。
neko.jpg
サンプルの続きを昨日、同じ場所に撒いたら日中に二匹の兄弟ネコがやって来た。彼らは唯一私になついてくれたムサシが居なくなってから、斜め前の家に新しくやって来た2匹だったが、全くなついてくれず今までず〜〜〜っと無視されて来ていたのだ。
あんなに無視され続けていたのに。
今日は写真を撮らせてくれるようになったではないか。しかも、こんなに近くでくつろいでいる。写真を撮って窓を閉めたら、「ニャー!」<開けてちょうだいよ。>と、言っている。で、触らせてくれるのかと思ったらそこまでは気を許しているわけじゃなく・・・.
<ちょうだいよ。あれ>
<持ってんでしょ>
こんな所でカツアゲされる気持ちを味わうとは思っていなかったが、ネコが私の方を見て何かアクションを起こすことは本当にめずらしく、ついついサンプル餌をまたここでパラパラっと撒いてしまった。
サンプルが終わるまでのおつきあい。か・・・。
しばらくの間だけ「使えるヤツ」な、むなしい私なのである。