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投稿日:2012年08月23日

2012年08月23日

昨日、ニュースを見ていたら「高槻市で女性が履いていたパンプスを男に奪われた」事件について取り上げていた。
高槻市は実家のある町。とはいえ、うちの実家は高槻市でも一番外れにあって、高槻市民からは「あれは高槻ではない」と言われるようなところなのだが・・・。
現場の映像が映った時に、思わず声が出た。
「えぇっ」
それは実家すぐ近くの「北公園」だったからだ。
父に電話をしたら事件のことは知っていた。ニュースでは「閑静な住宅地」という表現がされていたが、世代が変わって老人や空き家が多くなった場所だとしげおっちは最近よく言っていた。私が実家に居た頃も変質者が度々出るような人気のない住宅地だったし、実際に私も間一髪で難を逃れたこともある。
実家周辺の住宅地には昔から変質者が出没していたが、今までに捕まったこともないので、結局代が変わってなお変質者がウロウロしているのだと思うと、気持ちが悪いのだ。
母が留守番をしていた時にも一度チャイムが鳴って、外に出たら若い男の子が立っていたことがあった。なんでしょうかと尋ねたら、その男の子は「こちらのお宅の下着を盗んだのですが、訴えられますか?」と尋ねたのだそうだ。ごめんなさいと謝ってその男は去って行ったのだそうだが、母が言うには下着を盗られた記憶がなく、それで夕食の時に家族で「気持ち悪い」と言って何だったんだろう・・としばらく警戒心強く過ごしたこともあった。
しかし。
家の一件も、それから私自身門を隔ててすぐそこに知らない男が迫って来た恐怖の一件も、思えば警察に届けるということを思いつかなかった。のどかなところなので近くの交番がどこにあるかも知らなかったし、警察署は電車に乗って一駅行かないとなかった。怖いことがあっても警察に連絡をするという方程式が住民の間にはなかった。
それにしても・・・。
歴代の誰も捕まっていないというのは問題だ。
今回ぐらいは事件として取り上げられたのだから、犯人を捕まえて欲しい。
同時に、「男性」がこれまでの実家近辺では全て犯人なので、やっぱり夜道で出合った男性のことは、申し訳ないが「犯罪者」だという目で見させてもらうことになる。しょうがないのだ。
変質者のやりたい放題な住宅地となってしまった実家。愛着のある町をなんとか住みやすい場所にしたいのだ。