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投稿日:2008年01月12日

2008年01月12日

お気に入りのパン屋さんの一軒が、去年のいつ頃だったかにリニューアルをしたのだが、そのリニューアルに個人的にとっても不満を感じているのだ。
まず一つは、戸棚が新しく設置され、重たいアクリルの扉を手前から上に上げて、奥にあるパンを取る方式になったことだ。ここはスーパーの中のパン屋さんなので、スーパーで買い物をしている人も多く、リニューアルによってパン屋さんの中での様子はこんな風になる。
左腕に買い物バッグを下げ、そして左手にトレーを持つ。右手にはトングを持ち、その手でアクリル扉を勢い良く上に上げる。上がったらすかさず右手を中に入れ、アクリル板が閉まらないように右手甲で支えつつ、中のパンを取り出し左手のトレーに上手く乗せる。そうして右手をシュっと手前に引くと、アクリル板がフっと落ちてバタムと扉が閉まる。
なんでこんな不便な扉にしたのだろう。だいたい、ただでさえパン屋さんでは両手が塞がって忙しいというのに・・・。扉をつけるのなら、せめて横にスライドする扉にしてもらえたら、開ける方は全然労力が違ったのだ。
商品を床に落とすこともなく、無事にレジに行くと今度は次のリニューアルが待っている。
お客は会計が済むと、店員さんに「パンの袋詰めはセルフサービスでお願い出来ますか」と言われ、トレーを持って作業台に移動をして袋詰めを自分でするのだ。レジ袋削減といった環境問題に関係するセルフサービスでもなく、単純に店員さんが袋に入れるのをやめてお客さんにやってもらうシステムにかわったというだけ・・・。
財布を出してまたしまって、それで商品の乗ったトレーをまた移動させて・・・。ここまで面倒臭いパン屋さんは初めて、お客の手が2本であるということを完全に忘れたと思われるリニューアルなのだ。
店内のお客さんも、心なしかムっとしながらパンを取り出しているように見える。
そのうち口でパンを掴むお客が出るのではないか。
店長さんも店員さんも、一度お宅の店のお客になってごらんなさいよ。
手が4本ぐらいないと難しいパン屋さんなのである。