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投稿日:2008年02月19日

2008年02月19日

無人島気分でベッドに横たわっていたら、会社のY氏から丁度仕事の電話が入った。
「なんか胃腸炎っぽいんです」
動く気力もなく、食べる気力もない。明日は終日外でのレコーディングなのにどうしよう。
不安を口にしたら、Y氏は家に差し入れを持ってやって来てくれた。で、そのまま病院に連れて行ってくれたのだ。
行った先は家から車で40分ぐらいの所にある、もう8年お世話になっているT先生のクリニック。不思議なもので、調子が悪い時には”動けない”と思っても無理をして病院に行って診察を受けると、家で寝て安静にしているよりも具合いはいくらかマシになる。「病は気から」というのは本当だ。
診察を受けて薬を出してもらったら、帰り道は行きよりも楽になったのだ。
はぁ〜あ。
ここんとこ、ちょっとストレスが溜まっていたかもしれない。
毎晩観ていた海外テレビドラマの「LOST」だが、最近仲間内でささいなことで言い合ったりすれ違ったりで、ちょっと人間関係がうまく行っていなかったのだ。
口をはさみたいが、私は遠くで見ているだけ。
寝る前に”あれはケンカになることはなかったのに”などとスッキリしない気分になっていたのは確かだった。
今日は人間関係でなく胃腸がスッキリしない。
しかし、あんなにトイレが近かったのに、よく病院まで我慢出来たのだ。
車の中でチビらなくてよかった。
胃腸炎なりにも、ラッキーや幸せはあったのである。


投稿日:2008年02月18日

2008年02月18日

うがい手洗いをマメにしていたのに、風邪なのか胃腸炎なのか、調子が悪いのだ。
昨日はそんな兆候なんて全然なかったのに。
いつ、どこで、どうしてなのかはわからないが、体調というのは予想外の所で崩れるようなのだ。
本日、不調。
私は一日寝ていたが、具合いが悪くもない犬のダンボも、どうしれだか丸一日隣で寝ていた。
「ウチん中が静かだねぇ」
「ねぇ、ダンボ」
「なんでお前まで、ずっと寝ているの」
シーン
今日はビデオを観るのも中止。
「LOST」は観なかったが、無人島体験は十分味わえたのである。


投稿日:2008年02月17日

2008年02月17日

風の冷たい一日だった。
窓から見た外は日差しが柔らかくて、思わずあたたかいのかなと思ったけれど、実際に外に出れば気温は低く、コンビニの前ですれ違った見知らぬ男性が声にして「寒い、寒い」と言っていた。
日曜日の夕方が好き。
一週間のうちで、一番穏やかな夕方のイメージがあるから。
だけど。
今日は違う。
春よこい。
早くこい。
いつか、春は来るよね。
春は
冬を忘れられたら、来るんでしょう?
なんだか、鼻の奥がツゥーンとする。
寒い冬の一日だった。


投稿日:2008年02月16日

2008年02月16日

最近流行りなのか、渋谷、新宿のデパ地下でお茶漬屋さんの前を通って、その2回共吸い寄せられるようにして店に入っている。
システムは入り口の自動販売機で券を買ってから中に入る立ち食いそば屋形式で、こういうタイプの店は普通は男性客が多いのだが、このお茶漬け屋さんはデパ地下にあるせいか、今日も満席の店内はほぼ女性客で埋まっていた。
メニューは小鉢が二つとお漬物がついて600円台から900円台の数種類のお茶漬けがあり、どれも美味しそうなラインナップ。
最初に来た時に全種類のお茶漬けを制覇しようと思ったことを思い出して、今日は前回と違うメニュー、タラコと水菜のお茶漬けを選んだ。
前に食べたキザミ菜っぽいあっさりしたお茶漬けはとても美味しかった。”その店に行けば同じものばかりを注文する”自分が新しいものに手を出すだなんて、めずらしいことなのだ。
よ〜し、全メニュー制覇するぞ。
エイ、エイ、オー。
戦国時代に生まれていたら、やはり私はギラギラした武将になっていたのではなかろうか。カウンターに置いてあるメニューを見ているとだんだん日本地図に見えて来る。次に攻めたい国はどれだろうかという風に頭が行っていたのだ。
今日は水菜の国じゃ。
そして、注文をしてかなり時間が経った頃・・・。
それにしても遅いなぁと思っていたら、店員さんが私の所にやってきた。
「あのぅ・・・、只今水菜を切らしておりまして」
「で、近くのスーパーまで買いに行ったんですけれど」
「閉まっちゃってて・・・・」
え、スーパーにお買い物に行っていたの?
まじー!?
つまり。
「ない」ということなのだな。
お腹が空いてショックなのと、いつもと違う行動に少しの勇気を出してのぞんだのに・・・というのとで二重のショックとなったのだ。
「かわりのメニューをお選びいただけますか」
「えっとえっと・・・」
反射的に”前に食べたのと同じもの”を注文してしまった。
しょんぼり。
タラコのお茶漬けが食べたかったのだ。
そうしたら2つ、メニューを食べたことになったのに。
だが、ワシはあきらめん。
次回必ずやリベンジに来ん。
お茶漬け屋さんで、こうして私は一人スタンプラリーを始めたのである。


投稿日:2008年02月15日

2008年02月15日

目下の悩みはパソコンのことなのだ。
今月の始め頃、新しい音源ソフトが必要になったので買おうと思ったら、店の人に私の今使っているパソコンでは作動しないので、これらのソフトを使うのであればまず新しいパソコンを入手しなければならないということを教えてもらったのだった。
4年前に買ってまだ使えるのに?
このパソコンは古くて使えないってことなんですか?
まじですか。
ショック。
しかも注意点はOSのバージョンが最新だと10、5で、これらソフトは10、5対応にはなっていないので、買いかえるのは一つ古い機種にしないといけないということだった。
なんで。
どうせ買うなら新しいパソコンを買いたいですよ。わざわざ一バージョン前の中古を買ってやっと使い方を覚えたと思ったら、どうせその頃にソフトの方がバージョンアップして新しいパソコンで動くようになっているんだろう。
メカのことになると、私は急に迷子の子供の気持ちになってくる。
ばぶーーー。
みきちゃん、どっちに行ったらいいかわかんない。
しなびたビワのようなこの元お嬢さんは、現在パソコンのことでお困りなのである。
インテル搭載って何なのだ。ギガって何なのだ。それぞれ単語の意味はわかったが、文章に混ざって使われるとついていけない。
みんな、知っていて当たり前のこととして会話なさる。
うー。
だいたい何で4年で古くなったと言われないといけないのだ。
電子レンジと洗濯機は、今年13年目でまだ現役なのだ。冷蔵庫も古いと思ったことなんてない。実家にある電子レンジに至っては、私が小学生の時に買ったそれで今も父はチンして過ごしている。
なんでそのようには行かないのだ。
マリッジブルーならぬ、パソコンブルーというのが私にはある。
パコソン一台のことで、引っ越しぐらいのストレスがもれなくついてくる。
またパソコンのことで、シクシク泣く時期になったのかと思うと今からどんよりしているのであった。


投稿日:2008年02月14日

2008年02月14日

ベーシストの植田氏の家に行く。
うえだっちの自宅スタジオは機材が充実して、なおかつ居住性がものすごくいい。部屋は縦長で作業机がゆったりと2つ置いてあって、窓は大きな窓が2つあるので日中は部屋全体が明るく、開放感があっていい環境だ。
今日は椅子の話になった。
先日、岡崎さんも椅子はいい椅子にした方がいいと言っていたが、うえだっちも同じことを言う。同じ姿勢で長い時間作業をするとかなり腰に負担がかかるが、岡崎さんはハーマンミラー社のアーロンチェアにしたら負担がなくなって快適に仕事が出来るようになったそうだ。
うえだっちが今日座っている椅子も、スチールケース社のセンサーチェアというヤツで、やっぱり丸一日座って居ても快調らしい。
椅子かぁ・・・。
いい椅子は、体にとっても大事。
確かに。
でも、どちらも10数万円もする。
今の私は、何か構想を練ったり曲や文章を書いたりしている時間、椅子には居ない。椅子に座ると悲しいかな何も浮かばないのだ。そうしていつまでも、ただ椅子に座っているヒトとなってしまうので、我が家での椅子稼働率は低いのだ。
普段の集中モードの時は、私はベッドの上で左向きに横になっている。つまり「寝て」いるのである。その姿勢で、左手にポケットボードかノート。で、右手に鉛筆を持っていて、たまにガバッと起き上がってベッドに腰をかけてサイドテーブルの上のパソコンを見る。で、調べものだか何だかが終わると、左を下にしてまた横になる。
でも、これじゃ日曜日のオトウサンだなとは思っていた。
本当にこのやり方でいいのかなとは思っていたのだ。
いい椅子を買えば、少なくとも「座って仕事をする」ことが身につけられるようになるかもしれない。
「めっちゃ快適やし、このままでも寝れるよ」
「ほんとー?寝れるの?」
うえだっちの「寝れる」という言葉が、とても興味深い。
私は構想を練りながらいつも寝てしまう。
寝心地がいいかどうかも、いい椅子の条件なのだ。


投稿日:2008年02月13日

2008年02月13日

チョコレートを頂いた。
まぁ、私ももらえるんですか。
チョコレートを。
むむむ。ここのお店は気になっていた洋菓子のお店。有り難く頂戴して、即食べたらとても美味しかった。そしてその時に、「あぁ、私はやっぱりチョコレートが好きなんだわ」とつくづく思ったのであった。
考えてみたら、私は年間で自分の為に相当な数のチョコレートを買っている。体調が普通であれば一日一箱は食べていて、もっと調子のいい日は「今日はもう一箱だけ!」と更に一箱空けているので、体調の悪い日を引いたとしても個数にすれば300個は越えていると思う。
とは言っても、別にチョコレート博士とまでは行かない。食べたことのないチョコレートはまだたくさんあるし、冒険家ではないので、マカデミアナッツチョコが年間に買う300個のチョコのうちの80個ぐらいを占めているだろう。
でもこんなに食べても、今まで鼻血は2〜3回しか出たことはない。しかもその2〜3回の鼻血だって、チョコレートは関係なかったのだ。
きっと、チョコレートと自分は相思相愛。
バレンタインの度にあらためて思う。
私はチョコレートが大好物なのである。


投稿日:2008年02月12日

2008年02月12日

今年もバレンタインデーがやってきた。
ラジオの収録に行く途中に、渋谷にある東急百貨店のデパ地下を通ったら、昼間の比較的空いている時間帯だというのに、バレンタインギフトコーナーは買い物客で賑わっていた。
行列が出来ているのは、私もお気に入りの「ロイズ」。飛ぶように売れるとはこのことだ。飛ぶように売れ、空いた所にすぐに品が補充される。ちょうど売り場がお寿司屋さんのカウンターに似ているので、お寿司屋さんで行われているワンコそば大会のようだったのだ。
本日、このバレンタインギフトエリアに集まって来ているのは20代〜60代とおぼしき女性達。この時間は年齢層が若干高めで5〜60代の御婦人方が思ったより多かった。
ここはどこなんだろうか。
この人達は誰。
日帰りバスツアーの海鮮みやげセンターに押し寄せる御婦人軍団に見える。
一体、何個買うんですか。
愛でなく、これは土産もんなのですか。
自分の支払いの順番が来るまで、試食をパクパクと食べているのを見ると、バレンタインデーをダメにしたのは、彼女達かもしれないなと思った。ある程度の年齢に達した男性達が若い女の子を好きになるのもちょびっとわかる気がしたのだ。
ここのデパ地下は「赤坂トップス」が入っている。以前は配送が頼めたが、なんでも去年の秋でそのサービスが終わったらしく、確認してみたが事前の情報通りで配送は出来ないということだった。
結局グルグル回って、「ゴディバ」のチョコを父に選びそれで売り場を後にしたが、待っている時に20代後半ぐらいの女の子が「これ一つ、ください」と言って、買い物をしていった姿がやけに印象に残った。
多分好きな人か彼氏にあげるんだろう。
可愛い女性だなと思った。
そうだ。
土産物じゃないんだからそれでいい。
それが本来のバレンタインデーじゃないか。
「いらっしゃいませぇええ」
どこの店も賑やかな呼び込みの声がしていた。
彼女はその一つを手にすると、長い髪を揺らし、そよ風と共に去って行ったのであった。


投稿日:2008年02月11日

2008年02月11日

梅と桃の見分け方が知りたくて、父しげおっちに電話を掛けた。
別にインターネットで調べればいいのだが、実家には梅と桃の木がある。
「ワシは何でも知っとおる!」
いつもの得意気な顔が浮かんだ。
それに父に連絡する際には、何か用事があった方がいいのだ。「元気ですか」と電話をすれば、「何で電話して来たんや」「用事はそれだけか」「今、テレビ見てんねん」の返事しかない。父にとっての明確な用がないと、娘からの連絡は「セールスお断わり」に近い対応で打ち切られる傾向にあるのだった。
「もしもし」
「あんたか」
梅と桃と桜の違いってわかるかなと早速質問をすると、「そんなもん、知っとる。自分は見たらわかるけど、あんたにはわからん。説明すんのはむずかしいわ!」という返事が返ってきた。
”説明出来ないのなら、漠然としかわかってないんじゃん”
心の中でつぶやく。明日のラジオの収録で、私はその話がしたいのだ。正確なことが知りたいので、やっぱりインターネットで調べようと思ったら、今日は父の方の網に自分が掛かってしまった。
父も自分で違いを説明出来ないのがちょびっとくやしいらしい。話は終わったのに、今日はやけに「ワシが見れば、その場ですぐにわかる!」を強調してくるのだった。
だが、そんな答えをラジオで話せるもんか。どこにそんな専門家が居るのか。だいたいテレビやラジオに出て来る「そのことについて知っている人」はだーれも、「ワシが見れば、違いはすぐわかる。」とは言わない。UFO研究家も園芸家も音声解析家も「ワシは知っている」のであれば、具体的に説明出来てナンボなのである。
こっちは終わりにしたのに、終わりにしたくない父しげおっち。
「そういうもんは、インターネットで調べるんがいいんちゃうん!」
と、最後に叫んでいた。
梅は枝から伸びる花枝がなく、桜はそれが長く、桃はその中間ぐらい。で、花びらは梅が先が丸く、桜は先割れ、桃は尖っている。おおまかな違いはこうなのだそうだ。
電話を切ってまた思う。
父はかなり変わっているな、と。
さあて、次の用事は何だったかしら。
互いのコミュニケーションが上手く取れなくても、私にとってもう何の悩みにもならないのである。


投稿日:2008年02月10日

2008年02月10日

外には雪がまだ残っている。
が、私は毎晩南の島に行ってから寝ているのだ。
それは借りてきた「LOST」を寝る前に観るのが習慣になっているからで、DVDを観るのも楽しいが、自分の一日の中で「時間割」のように”ここではこれをする”と決まっているものがあることが楽しい。
多分私は、白紙の紙を渡されて「この紙を好きにしていいですよ」と言われるよりも、小学校で配られたような「時間割表」や病院の「献立表」など決まった予定を渡される方がワクワクする。そういう性質なんだと思う。
明日の昼は「金目鯛の煮つけ」か・・・。
朝は「スクランブルエッグにロールパン」。
ということは・・・・と予定表と照らし合わせて、そこに向かってまっしぐらに進みたい。金目鯛に向かって走って行きたい。そういうことで日々に張りが得られるタイプなのだ。
毎晩DVD鑑賞があるおかげで、その前の時間の私は、我ながら勤勉な機械クンになっている。で、12時を越えてシンデレラが貧乏少女に戻る頃、私は東京都在住の独身女性から乙女ちゃんに戻るのだ。
ロックさん、今日も貴方に会いに来ましたよ。
うふ!
無人島という隔離された環境に居ると、身近な人が好きになる傾向が増す。出演者達もお互いに意識し合ったりする同士がちょくちょく見られるようになってきて、私はすっかりロックファンになった。
ケイトという伊達君子似の女性が今モテ期にある。
無人島で誰も助けが来ない状態でも、人は人を好きになる。
強いと言おうか、緩いと言おうか。
寝る前に無人島に行き、パソコンと電気を消したら布団にもぐってダンボを湯たんぽにして眠る。
2月の私の時間割なのだ。