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投稿日:2010年04月19日

2010年04月19日

いつ頃だったかに気づいて以降ずっと、斜め前の家の二階の窓のカーテンが一部外に出たままなのだ。
窓は閉められているのだが、カーテンが少し外にはみ出ていて、私の家の中からそれがよくわかるので10センチ以上は外に出ているのではないだろうかと思う。
気になる。
お家の人は気づいているんだろうか。
ここはおじさんと息子さんの二人暮らしなので、部屋が余っているのかもしれない。窓の開け閉めをしていない部屋なので、そのままになっているのだと思うのだが、雨の日は当然はみ出たカーテンは雨ざらしになっているのだった。
だいたい私は普段西側の部屋の雨戸を閉める時に、「日が長くなったわ」「雲が少し出てきたわ」「明日も晴れるかしら」と、無意識に空の様子を感じているのだが、その時に自分の視線の先に丁度このカーテンが来るみたいなのだ。それで雨が降った時に、「あ〜、また雨に濡れてる」と確認をして、カーテンを不憫に思いながら雨戸を閉めるというのが雨の日のパターンとなったのだった。
カーテンはまた晴れるとそのうちに乾き、そして雨に打たれてまた濡れる。カーテンの厚みの分、この部屋の窓はピッチリ閉まってはいないと思うので、もしかしたら部屋ん中も濡れたり乾いたりしているかもしれない。
あ〜あ。
知〜らない!
だが・・・。
自分も他人ごとでなく同じようなことがあった。
一年程前だっただろうか、小さめのラグを外に干していたのだがそのまま忘れてしまい、雨にあってしまった。今家ん中に入れたらボトボトになっちゃうぞ、と思い取り込まなかったことから、結局数ヶ月放置して最後は泥んこで重くなった汚いラグに変わり果ててしまった。
ここの家の人も、もしかしたら同じかもしれない。
一番初めは「しまった!」と思ったのだ。
だがそれから現実逃避とでも言おうか、見ないフリでやり過ごしてしまい・・・・。カーテンはもう取り込まれることはないであろう。ずっと窓に挟んだまま雨風に打たれるのだ。
で。
ここのお家の人は見なくなったが、外にあるものだからかわりに私が見ることになった。
妙なバトンを受け取ったものだ。
知〜らない!と言った割に、私は今斜め前のお家のカーテンの守り人となっているのである。