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投稿日:2010年04月01日

2010年04月01日

エレベーターの中では、時々プチ険悪ムードになることがある。
それはエレベーターの開延長ボタンをめぐってなのだが・・・。
偶然自分の乗った位置の関係で、「開」ボタンを押すハメになった人が、降りる時には意地でも先に降りてやるという怒りにも似たオーラを放っていることがあるのだ。
気持ちはわかる。
さんざん「開」のボタンを押して、じゃぁ閉めますよと「閉」のボタンを押そうとしたら、「あー、乗せて頂戴」と言って滑り込みセーフの人が駆け込んで来る。そこでまた「開」のボタンを押し直し、ようやく「閉」のボタンを押したと思ったら、閉まる直前に更に滑り込みの人が外からボタンを押してまたエレベーターのドアが開く。
<セーフ、乗れてラッキー!>
その人は自分のラッキーに気を取られているので、やはり「閉」ボタンはドア付近のボタン押し係の人の役目になっているのだ。
みんなでありがとうと一言言えば、車内は和むと思うのだが、そういうこともないのでボタンを押していた人は、その短い時間に心が少しささくれる。
<次、ドアが開いたら今度こそ知らない!>
エレベーターが着くと一番先に降りて行くという光景を、もう何度私は見たことだろうか。
今日の人も相当カリカリきていたみたいだった。
ゲートが開くと同時に出走するレース馬のように、エレベーターの扉が開くと一番に疾走して行ったのであった。