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投稿日:2011年09月30日

2011年09月30日

品川TRIBECAにてTOMMYのサポートでバイオリンの依田彩ちゃんと3人のステージ。最近はグランドピアノも、そういえばあまり鍵盤の重いピアノには会わなかったが、ここのピアノは少し重めだ。たくさんの人が弾いているピアノなので、登板は多いはずなので、まずは心の中でピアノにご挨拶をする。ピアノは電子ピアノの場合はそうは思わないのに、生ピアノの場合は何故か店主にご挨拶をするような感覚があって、人間ぽく思えるのだ。
はじめまして。
お世話になります。
今日はどうぞよろしくお願い致します。
不思議なのだ。
なんとなく、なのだがやはり人間ぽい。そこの主のようで、まずは私のことを”お前はどんなヤツじゃ”と警戒をされているように思うのだが、本番が終わる頃にはいつも”じゃ、ワシの力を今日はちょっと貸してやるかのう”と力を貸してもらうような気がする。どこのお店のピアノも、たくさんの弾き手を見ていて、お客さんや演奏を見ている。だから初めて行く場所に生ピアノがあると、最近は少し嬉しい。
リハーサルがあって、本番があって、その短い時間のうちにピアノ自身も「本日の弾き手」に対して、厳しくもありでもあたたかく毎回迎えてくれているように思うからだ。
会場にある楽器を演奏するというパートは、例えばベーシストにはないことだろうし、彩ちゃんもバイオリンは自分の楽器だ。
TOMMYと彩ちゃんとはおつきあいも数年になって気心が知れてきたが、3人での演奏は初めてになる。
アコースティックのこういう編成も好きだ。
ピアノを弾く時は、とても自分には歌えないと頭を下げたくなるような歌を歌う人がやっぱり好き。「こんな風に歌えたら気持ちいいだろうなぁ」とTOMMYの歌は思わせてくれる。自在な二人と一緒に演奏をするのは、楽しいひとときだ。
品川はあまり来ることがなく、演奏時にはピアノの横の窓が自動で閉まるのだが、少し見える都会の夜が「東京に来た!」っぽかった。
品川は都会のイメージ。
また年内に来るかもしれないが、その頃にはクリスマスムード一色の都会の景色になっているのだろう。