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投稿日:2012年01月09日

2012年01月09日

ある頃からウッドデッキのある窓を開けたらダンボがピョーンと外に出るようになったのだ。
それまでは、外の様子を伺ってからのんびりと外に出ていたダンボ。豆まきで撒いた豆が未だにどこかに落ちているんだろうか。それとも鉢植えの砂をまとめたので肥料か何かを見つけたか。
窓が開いたら、ワクワクする気持ちを抑えられないかのようにして飛び出るダンボ。お前の行動は怪しいですよ。人間だったらすぐに浮気がバレるでしょう。
たまに口をもぐもぐしながら部屋に帰って来るので、何か食べているのではないかとは思っていたのだったが、ようやく、その「食べ物」が何だったのかを私は今日、知ることになったのであった。
「そっちは行かないの!」
土をほじくる癖なんて前はなかったのに、ダンボが前足で土を掘るようになった大きなプランター、豆まきの豆なんてやめなさい。お腹を壊しちゃうから。
と、思ってウッドデッキからプランターの方に行ってみると・・・・。
あれれ!!うそ!!
ホヤホヤと思われる動物のうんちを発見したのだった。
「えぇーっ!?」
私の驚きの声で、ダンボは自分の宝物が取られると察知したのか、急に狩りモードになり身を低くしたままうんちの1/3をゲットして、そうして勢い良くハグハグと食べたのであった。
「ええーっ?」
何なの。どういうことなの。
そもそもコレ誰のうんちなのですか。
ダンボがしたやつなのですか。
そして今お前は確かに食べましたね。
ショックとパニックになりながらも、残った2/3のうんちを園芸用の柄の長いシャベルで夢中で土の中に埋めたのだった。
いや、埋めただけじゃだめだったわ。
今後二度とうんちをほじくり返さないことと、それから脱糞の犯人がもう二度とゆっくりうんちが出来ないようにシャベルを置き、物置状態にしてなんとかその場を凌いだのだった。
部屋に入ったら、ダンボはシッポを振っていた。
そうして自分用のトイレに行き、でっかいうんちをしてからいつものように「うんちが出たよ!」とはしゃぎながら私に報告に来たのであった。
お前・・・・・。
ということは、あのうんちは近所のねこの仕業なのだ。お前があんなに日々嫌って吠えまくっている天敵のねこのうんちを食べていたんだよ。いくら食い意地がはっても、敵のうんちを食べるのは情けないとは思わぬのか。
知らなかった。
もうダンボとチューしたくない。
いくら愛するダンボでも猫糞を食したと知ると、微妙な気分になるのだった。
すると私の心が伝わったのか、今日のダンボは私と少し距離を置いたまま一日を過ごしていた。一緒にいるのに愛のない部屋ってこんな感じなのである。
お前が明日、食べた猫糞を含めたうんちをしたら、それで水に流そう。
でも今日はもう絶対にチューしません。
じゃぁ、もう遅いし。
一緒に寝ようか。
布団に入っても、ちょっと温度が低い私達。
微妙に愛がないまま、単体で寝るのはお互いさぶいという計算だけで一緒に布団に入る愛のない二人なのであった。