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投稿日:2007年02月02日

2007年02月02日

外出先から帰って来たら、まず玄関に近いゴンタに挨拶をする。
「ただいま、ゴンちゃん」
シーン。
寝ているんですね、はい結構です。
次に廊下突き当たりのドアを開け、キッチン隣りの自分の部屋を覗く。
「ただいま、ダンボ」
シーン。
寝ているのですね。
犬なので目を覚ましたはずだが、”別にええわ”ということで布団から出て来ないのですね。
いいですよ。別に。
マフラーをはずし、コートを脱ぎ、鞄を置き、そのまま部屋着に着替え・・・。
ヒーターにスイッチを入れたら、ダンボはピョーンと布団から飛び出てくるのだった。
”ずっと、待ってたんだもん。おかえりなさい。大好き〜!”
急に懐くダンボ。
嘘つけ。ヒーターがついたからでしょう。
いえ、
いいですよ。
はいどうぞ、ヒーターをつけました。
ヒーターを消すのは私が寝る時だ。
「おいで」
基本的にはベッドの足元で寝るダンボだが、寒がりなのでこの時期は暖かい所がいいらしい。
布団をめくると、スポっと私のお腹のあたりにやってきて、クルンと丸まって湯たんぽになってくれるので、これは私にとっても都合がいい。ダンボも足元より温度が高いのはここだと知っているので、トコトコとやってくるのだった。
”隣りで寝たい!大好き!”
はいどうも。
ありがとね。
<おやすみなさい>
zZZZ・・・・。
しばらくすると。
”狭い!もっとあっちに行って!”
私が寝返りを打つと、寝ている湯たんぽは両足で私の背中を押して向こうにやろうとする。
ちょっと。
蹴るな。
これ、私のベッド。
いや・・・。
いいですよ、別に。
はいはい、もうちょっとこっちに寄ります。
只今、動物との暮らしの中で、私は「愛とは見返りを求めないこと」の修行を積んでいる最中なのである。