日別アーカイブ : 2007年2月19日

投稿日:2007年02月19日

2007年02月19日

「せっせっせ〜のよいよいよい!」
の続きは、私が子供の頃は「み〜かん〜の花が、さ〜いて〜いる〜」だった。
二人一組で友だちと遊んだのがこの遊びで、誰にどう教えてもらったのかはわからないが、私の周りは全員コレをマスターしていて、残った課題はどれだけ速いスピードで二人共間違えずに一曲を振り付けつきで出来るかということだったのだ。
燃えたなぁと思う。天然腹話術のような子供声で、私も嬉々としてやっていたのだ。
「歌って踊る」「振り付け」の原点が、あの「み〜かん〜の花が〜」だった。その後今度はみんな、ピンクレディに夢中になって覚えたのであった。
先日、下北沢を歩いていて、その「せっせっせ〜のよいよいよい!」を久々に聞いた。
一人は幼稚園の制服を着ていて、頭には帽子ではなく今流行りの洒落たヘルメットを被っていて、遊んでいたのは女の子二人組だった。
”この歌、まだあるんだわ”
丁度、「せっせっせ〜のよいよいよい!」と言った所に通り掛かったので、思わず耳を引かれた。が、その次が「み〜かん〜の花が〜」ではない別の歌になっていたのだった。
角を曲がったので、自分もよく聞き取れなかった。
何て歌ったのかが気になる。
「何て歌ったのか教えて!」と、心はちびっこに戻り好奇心でいっぱいになったが、引き返すのをすごく我慢したのだ。遊んでいたら知らないおばさんが声を掛けてきたと言って、女の子達は怖がるだろう。そして、ビビって遊びを中断して黙ってしまうか逃げて行くかで、結局何て歌ったのかは聞けずに終わるのだ。
何て歌ったんだろう。
全く違う曲になっていた。
振り付けも変わったのかな。
ピンクレディは覚えないんだろう。
あこがれるのはかっこいいダンサー達の踊り。
でも原点は同じか。
「せっせっせ〜のよいよいよい!」
忘れたことはたくさんあるというのに、今でも私は、この曲なら振り付けつきで全部出来るのだ。