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投稿日:2007年09月03日

2007年09月03日

ラジオの収録で渋谷に行った。
ディレクターのO氏は京都でラジオの仕事をされていたので、打ち合わせの時には京都の話題もよくしているのだ。
私が番組をさせてもらっていた頃にアシスタントで原稿を持って走っていた人達が、今は責任のある位置に就いていたりDJとして番組を持っていたりする。もう随分時間が流れたのだ。
O氏とは、京都のステーションでは会うことはなく、東京で初めてお目にかかった。だが、「ボクも吉川さんの曲、あっちでかけさせてもらってたんですよ」と、O氏に伺って、自分の曲が前からお世話になっていることを知る。前のディレクターのK氏も、加藤紀子ちゃんに書いた曲の話になった時に「よくかけたなぁ」と懐かしそうに笑っていたので、曲というのはこうやって自分が知らない所で人の手によって生かされているんだなぁとあらためて思ったのだ。
レギュラーでお世話になっていた頃は、毎週局の方に通っていたが、「おはようございます」と入って行くと、デスクに積み上げられたCDを前にいつもディレクターさん達は曲を聴いていた。半端じゃない量を毎日のように聴いているので、よく音楽が嫌いにならないなぁと変な心配までしたものだ。
「何か最近いいのってあります?」と新しい作品の情報は、ラジオのディレクターさんに聞くのが一番だった。
O氏と話すと、私も自然に関西弁になる。
たまに私は「全然関西弁が出ないですね」と、人に言われるが、自分ではそんなに意識して関西弁が出ないようにしているわけじゃないので、「えー、そうですか?」と、聞き返してきた。
するとやっぱり全然出ないという風に言われる。
「関西の人と話すとすぐ関西弁になりますよ〜」
そう言って話が終わるパターンなのだが、O氏が相手だと、私は即関西人に戻っているのだろう。
「@@してんねんやんかぁ」
「そうやねんやんかぁ」
語尾がちょこっと甘えたというか間抜けなというか。私の口から頻繁に出るらしい「やんかぁ」は京都寄りでよく使われるかもしれない。
久しぶりの京都やねんやんかぁ。
めっちゃ楽しみにしてんねんやんかぁ。
くしゃみをしているかな。
京都の仲間達は。
よく思い出しているよ。
京都を離れても、京都が大好きな人間がたくさんいることを、私は京都から遠く離れて初めて知った。