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投稿日:2011年02月11日

2011年02月11日

雪〜はふる〜〜♪あなたは来ない〜♪
アダモの「雪が降る」。
この歌詞と同じ経験がある。
まだピチピチの女子大生だった頃、その日デートの約束で京阪三条の駅の辺りだった。雪が降る中、私は彼氏のことを3時間待っていた。いや、厳密には彼氏ではなく結果三股とか四股をかけられていたので、ちゃんとした彼氏ではなかったのだが・・・・。
「もうすぐ来てくれるはず」
そう思って彼氏がやって来るはずの方向をずーーーーーっと向いて雪の中を立っていたっけ。
足の指がすんごく冷たかった。
ほっぺたの感覚は麻痺していたんじゃなかったか。
結局3時間寒い中待ち続けて、「やっぱり電話してみよう」と思い立って電話をしてみたら「すまん、寝とったわ」と言われた。
「ほな、家来いや」
そう言われて、私は怒りもせず”やっと会える!”と喜んで行ったっけ。
でもね。
3時間も雪の中で待たされた時点で、アウトです。
寝とったわ→ほな、家来たら?という展開になるようなら、ほぼアウトなんです。
なんで気づかなかったんかなぁ。
”私じゃない”んだって。
気づけないものなんよね。
「好き」という気持ちは、恐ろしく自分を都合のいい前向き人間にした一例だった。そうして半年ぐらい、全部都合よく前向きに受け止めて来たがやはりそれではつじつまが合わなくなり、現実をようやく受け止めたのだ。
悲しかったなぁ。
でも今となってはいい思い出だ。
いや、ちょっと汚点としての過去の一つでもある・・・か。
今日は東京も雪。
雪は〜ふる〜〜♪あなたは来ない〜〜〜♪
誰との約束もなく、積もった雪を丸めてダンボに投げつけるという平和な雪の日を過ごしている。