日差しが「春」を感じさせるようになってきたら、春の花の準備にかかりたくなる。
上階に住んでいた頃は、春の花の準備は晩秋に済ませ冬の間も適度に花を咲かせてくれていた。だが、今の暮らしは1月2月に春の花が植えられない日差しなので、3月になってようやく苗の種類が増えている状況だ。
2月に入って日差しが春を思わせる日が増えて来ると、ムクムクっと心も目覚めてくる。
寄せ植えはあまり今までしなかったが、今年は寄せ植えを多く作ってみた。
植え始めは苗も貧相で地味だが、これが4月を過ぎるとなんとも華やかに咲いてくれる。一度ガーデニングを始めた人がやめないのは、苗から育てる歓びが忘れられなくなるからなのだろう。
今は私も店にある出来上がった立派な寄せ植えは買う気がしない。自分で育てたいのだ。そして実際に、太陽と水があるだけで貧相な苗が見る見るうちに本当に立派に育ってくれる。
毎日寒いけれど、春がきっと来るのですね。
春の苗達は、次の季節が必ずやって来ることを知らせてくれる、我が家のメッセンジャーなのだ。