月別アーカイブ : 2009年4月

投稿日:2009年04月20日

2009年04月20日

西川峰子さんのレコーディング。
今日は歌入れを2曲、それとエンジニアのKさんが録音をしたテイクを微調整しながらまとめて下さる作業をした。
レコーディングをご一緒させてもらって思うのだが、峰子さんはやっぱり歌がすごく上手い。「私、この曲上手に歌えるかしら」と歌う前に不安を口にされる時もあるのだが、2回3回と回数を重ねるごとに、歌が見張るように生き生きとしてくるので、携わる者としたらこういう歌録りはとても楽しい作業になる。
エンジニアのKさんは耳がよく仕事も早い。
2曲共いい歌が録音出来たと思う。
いい一日だった。


投稿日:2009年04月19日

2009年04月19日

近所に気になるハイツがあるのだ。
2階建ての築浅の、多分間取りは一部屋2DK・・・。そして恐らく合計4世帯が入居出来るタイプの賃貸物件で、そこはたまに前を通っていたのだった。
普通によくあるような綺麗なハイツだった。入居者も居るようで、特に目立つ建物でもなく私もジロジロ見ることはなかったのだが・・・・。ある時に「改装か何かするのかしら」と、前を通った時に思ったことがあった。その時は資材みたいなものが敷地に置かれていたので、何となくそう思っただけで終わったのだが、その頃からハイツに人の住む気配が少し消えた感じがするようになっていったのだった。
”まだ綺麗なハイツなのになぁ”
そして今年に入ったある日。前を通った時に振り返ってハイツを見たら、2階のベランダにズラーーっとゴミ袋が積まれているのを発見した。ゴミ袋は2世帯分のベランダに置いてあって、2階のベランダ全てにゴミ袋が積まれている状態になっていたのだ。
うむむむ。
ここでは何が起こっているのだろう。
いわゆる”ゴミ屋敷”になっちゃったんだろうか。
そして今日。
あのハイツはゴミはそのまま放置した状態で、更に2階部分の窓枠が全部外されていて、風通しの非常に良い状態になっているのを見つけたのだった。改装工事をするには荒れた状態での放置期間が長い。窓枠が外された2階はシートもかけられておらず、2階がこれでは雨ざらしになってしまうのだ。
で、1階はまだ人が住んでいる様子。
この建物、どうなっちゃったの。
見えないのに、背のびをして前を歩いてしまう。
今とっても気になるお宅。
渡辺篤史の建もの探訪で是非訪れてもらいたい一軒なのである。


投稿日:2009年04月18日

2009年04月18日

今日は「お香の日」なのだそうだ。595年の4月に香木が日本に漂着したという記録が日本書記にあるらしく、「香」という漢字をバラバラにすると一、十、八、日に分けられることから4月18日がお香の日になったのだそうだ。
お香は私も好きでよく焚く。以前京都の某ホテルの玄関口でいい香りがしたので、何の香りですかと尋ねたらそれは松栄堂の「堀川」というお香だと教えてもらってから「堀川」は和の気分の時に焚くようになった。アルファステーションが北山にあった頃、近くにあった系列の「lisn」は今は青山にもお店があるので、そこに買いに行く。ここのお香は独特の品のいい香りがする。数種類お気に入りがあって、来客がある時に事前に焚くお香だ。他には日本香堂のfmシリーズ、エステバンのお香も好きで、結構お香はいろいろ試したと思う。
が、一度だけ「むむむっ」と嗅ぐに耐えられない香りのお香があった。それは某社の出しているあるお香で、その日試しに焚いてみようと買った中の一つだったのだ。
ぷぅ〜〜〜〜ん。
むむむ・・・・。
このニオイには憶えがあるぞ・・・・。
そのお香はわきがの香りのするお香だった。確かにそれはスパイス系のカテゴリーにあったが、ちょっと私にはスパイシーすぎる。こんな強烈なニオイだとは思わずに買ったので、部屋で焚いてからようやく匂いの全貌に気がついたのだった。
一本焚き終わったら、部屋の中がわきがの匂いでいっぱいになっていた。
お香の匂いだと思えられたらいいのだが、たまに電車の中で我慢をしているあの臭いを思い出すとクラクラしてきた。
よく「香りものがダメ」だと言う人が居る。
私にとってはいい香りに思えても「臭い!」と受け付けない人が居て、それを思えば私がダメだったのはあのお香だけなので、かなり匂いに関してはストライクゾーンが広いのだと思う。
あのお香は、今も廃盤にならずにあるのだろうか。
いろんなニオイフェチがいるので、貴重な種類として愛好者が居るかもしれない。


投稿日:2009年04月17日

2009年04月17日

郵便割引不正事件はとても残念な事件だった。
以前、障害者用のステッカーを張った車がある娯楽施設周辺にたくさん止めてあって、路上駐車が出来るということを悪用している運転手達を取材した特集をやっていた。あれも見ていてガックリ来た。
人にはいろいろな事情がある。だが、みんなそれぞれ自分の抱えている事情をなにかしらの知恵や工夫でカバーしつつ、社会の中で生きているのだ。
知恵ってそういう風に使うものなのか。
障害者団体のスタッフの人がインタビューに答えていた。「ウチは本当にお金のない中で郵便物をなんとか出しているんで、こういう事件は悲しいです」と。”なんとかやれている”向こう側にある知恵や工夫の内容は、今回の郵便割引不正をしていた人間にはわからないだろう。
透析を週に3回受けていた病友が、「しんどくてバスの優先座席に座ったら、すごく冷たい目で見られちゃったから、座りたくても座れないんだよね」と言っていた。これは日々のうちのほんの一例でしかなく、障害者手帳を受けていても社会の中で助けが足りない場面はたくさんあるのだ。
<ちょっとぐらいいいじゃん>
と、いった考えをしがちな人がいる。本人は誰にも迷惑をかけていないんだし、と勝手に自分で決めていたりするが、その考えはどこかで誰かに必ず迷惑やしわよせを作っていて、時間が累積していけばどこかでその歪みは表面化するのである。
知恵や工夫はこんな風に使うものじゃない。
「そんなに悪いことをしたのかなぁ」
逮捕者が出たが、心の中では今もそうつぶやいているように私には見えてしまう。
”ちょっとぐらいいいじゃん”という声が、聞こえた気がしたのだった。


投稿日:2009年04月16日

2009年04月16日

「ゴキブリがいなくなるスプレー」という新しい商品を買った。
CMによると、スプレーをシューっとかけておくだけでそこにゴキブリが近寄らなくなるらしい。効果は持続性なので2週間に1回シューをすれば、やがてゴキブリが来なくなり、姿を見なくてすむ。ということらしい。
そうなのだ。
ゴキブリ嫌いの人間は、ゴキブリに死んで欲しいわけではない。ただ、ゴキブリを家の中で見たくないだけなのだ。
なんで今までそんなことに気付かなかったのだろう。
なんて画期的な品なんだろうと感動をして、早速買いに行ったのだった。
シューーーーー。
今までゴキグッズと言えば、ゴキブリに向けてシューーーするしかなかった。シューしながら体じゅうにサブイボは立ち、私にとってはあのシューーータイムは苦行以外の何ものでもなかったのだ。
それが、今日は楽しくシューーーが出来ている。
トッテモー、タノシイデース。
よく物件探しのこだわりで、「風呂付きアパートに住みたい」「キッチンが広い部屋に住みたい」「南向きの家に住みたい」は聞くが、私は「ゴキブリが居ない家に住みたい」が希望だったのだ。
だが賃貸物件で「ゴキブリ少なめ」「ゴキブリやや多い」などの表示はなく、ゴキブリは各自で対処するしかなかった。
「ゴキブリホイホイ」のように中にゴキブリが入ったゴキブリハウスを触らなくてもよい。バルサンのように煙を焚いて後に死骸を拾うこともない。ましてや動くデカゴキに向かって普段テレビゲームもしない私が急に格闘するなんて無茶もせずに済むのだ。
シューーーするだけ。
本当にこれでゴキブリは来なくなるんですよね。
一番の侵入路だと思われる玄関にシューする。
信じていいんですよね。
「ゴキブリがいなくなるスプレー」
CMを見てすぐ買いに行ったら、もう在庫がわずかになっていた。
いつも思うのだが、ゴキブリにはゴキブリが居ても気にならないという人の家で暮らして欲しい。
ゴキブリを見ないで過ごす幸せを、今年こそは掴みたいのである。


投稿日:2009年04月15日

2009年04月15日

今年ももうすぐゴールデンウィークがやって来る。
平均休日が5.5日、多い人で半月程の休みになるのだそうで、今年は高速料金が安くなるのを利用して車で出掛ける人がきっと多くなるのだ。
いいなぁ、ゴールデンウィーク。
私はゴールデンウィーク頃の陽気が大好きなのだ。
ブーンとバイクに乗って出掛けたくなる。とは言っても都内が行ける範囲になるだろうが、上野公園辺りをブラっとしたいなぁと思う。上野公園の近辺は美術館も多いし、あとは池や公園など緑が綺麗なエリアと新旧素敵な建物が建っているので、ちょっとした旅気分を味わうことが出来るのだ。
いいなぁ、上野。
上野まで来たら浅草はすぐそこ。前はコミュニティバスに乗って行ったが、バイクでそのまま行っちゃった。という行きあたりばったりな感じがすごくよい。そうして私は浅草の方にフラフラと行くのであろう。
来ちゃった。
浅草。
ところが浅草に来ると、浅草めぐりより今度は私は船に乗りたくなるのだ。駅そばには隅田川のウォーターフロントライン系の船が出ているのだが、私はどうも昔からこういう船に乗ってプチ観光をするイベントが好きなのだ。昔はデートで彼氏にこういうものに付き合わせていたが、今はもう一人立ちしたので一緒に乗ってくれる人なんて居なくてよくなった。
「船、乗っちゃおうかな」
バイク置き場にバイクを止め、私はきっと船に乗ってしまうのである。”また、ここに戻って来る”という前提で・・・・。
しかし、これが間違いなのである。
船に乗ってお台場まで行くと、今度はせっかくだからゆりかもめに乗ってみようという気分になり、浅草にバイクを取りに戻ることを”最悪、明日取りに行けばいいんだし”といった”明日まわし”的な発想にだんだんなっていくのである。
「お腹、空いたなー」
何故かふとインドカレーが食べたくなり、インドカレー屋を探して品川、丸の内と流れて行き、ようやく店で食事を終えたらもう夜の10時。
「疲れちゃったなぁ」
東京駅から中央線で座って帰りたくなり・・・・。結局東京から電車に乗って阿佐ヶ谷駅で降り、タクシーに乗って家に帰るパターンになるのである。で、次の日浅草までバイクを取りに行くという所までが、私の「上野までブラっと行く」の全貌になるのだ。
そうして過ごしても、誰もそうやって過ごしたと知らないまま、それが私の暮らしなのである。
ゴールデンウィークっていいなぁ。
私は多分、バイクに乗れる猫なのである。


投稿日:2009年04月14日

2009年04月14日

渋谷HOMEでのライブ。
今日は長い音楽仲間のトランペットの辰巳くんとのコラボ。普段温和な人なのだが、一度楽器を持てば何にも動じない強さがある。昔から知っていたが、こんなに頼もしかったかなぁと思う程、いいプレイヤーだと感じるようになった。
「文字」と「演奏力」は似ている。
人の文字もある程度の年齢になったら、その人の文字というのが完成する。演奏力も始めてからある一定の期間、もしくはあるだいたいの年齢で大枠は完成するのだと思う。その後はいろんな音楽の場所での経験や、あとは人としての経験が「演奏力」を「演奏」へ成長させてくれる糧となってくれるのだと思う。
辰巳っちと一緒に居ると、妙な安心感が自分に起きるのはプレイヤーとして自立していることが大きいと思う。
長い付き合いの音楽仲間が尊敬出来ることは、私にとって幸せなことの一つ、辰巳っちはいつの間にか音楽をやっている人として尊敬する存在に変わった。
今日は天気予報通りの東京は冷たい雨。
また一緒に演奏がしたいトランペッター辰巳くんだ。


投稿日:2009年04月13日

2009年04月13日

普段私は家に居ることが多いので、外出をする時に吠えるダンボに何かいい対策はないかなぁと考えていて、テレビをつけて出るようになったら、外出時に吠えることがなくなった。
「じゃ、行ってくるからね。テレビ見ててね」
そんな風に声を掛けるのだが、家に帰った時に”この犬は本当にテレビを見て過ごしていたんではないだろうか”と思うぐらい、いい位置に座っていたりすることがあるのだった。
テレビを見ながらウトウトしていた・・・という状態で、今日も寝ぼけた顔をこちらに向けていた。
私が留守の時。
ダンボは本当に羽根を伸ばして過ごしているのかもしれない。
二足歩行で部屋をウロウロし、時にはパソコンで調べものをする。犬の手で扱える家電は今は多い。パソコンでメールも打てるし、テレビのチャンネルだって変えることが出来る。電話もかけられるし、ヒーターや冷房もワンタッチだ。出来ないのは冷蔵庫の扉を開けたり、洗濯をするといったことで、考えてみれば世の中の便利は犬が使えるように、という基準になっているのではないか。
私がわざわざテレビをつけて外出する必要はなくなった。
多分もう随分前から、ダンボはテレビが見たくなると自分でスイッチを入れて見ていたのであった。


投稿日:2009年04月12日

2009年04月12日

兵庫県の日本海側で、例年より1ヶ月早く夜光虫が現れたのだそうだ。
随分昔、5月に船で舞鶴港から小樽に向かった時に見たのが私の見た同じ夜光虫だった。甲子園浜で見たのは蛍光の緑色で、日本海で見たのはハッキリした青白い光の帯。船が過ぎた後にレールのように続いていて、それはそれは綺麗な夜の景色だった。
「いってらっしゃい」
その船旅は、デビューが決まって初めて全国8ヶ所のツアーに出る最初のライブだったっけ。
夜光虫のあの綺麗な帯を見たことがない人は、もしも見る機会があればきっと感動すると思う。形があるようでないような、儚い海の波の描いた絵はとてもロマンティックだ。
近寄ってさわると幻になる。
虹とオーロラとかげろうと夜光虫。
幻はこれらのことを指すのかな、と思う。
今年も美しい幻が夜の日本海に踊る季節となった。


投稿日:2009年04月11日

2009年04月11日

ブ〜〜ン。
「としまえん」を目指せ。
トイザらスで買いたいものがあって、調べたら最寄りが練馬のとしまえん店だった。
地図で見ると簡単な道順で行けると知って、取り合えず向かうことにしたのだが、思っていたよりもうんと早い時間に到着をした。
トイザらスのとしまえん店はとしまえん遊園地のすぐ横にある。としまえん遊園地は子供の頃、夏休みに祖母の家に来た時に必ずと言っていい程、プールや遊園地に連れて来てもらった思い出深い場所なのだ。流れるプールや遊園地内にある乗り物は大阪にはその頃なかった規模のもので、華やかな東京のレジャースポットとしての記憶がある。
入ってみたいなぁ。
外から中をしばらく眺めていた。
が、夕方の時刻になっていて閉館まであと少しだったことと、一人で入るのがちょっと勇気が要ったので結局しばらく立ち止まってそこに居るだけで終わった。
一人ちょっぴりたそがれて。
本当は多分・・・としまえん店が近かったから、ここのトイザらスに来たんじゃなかった。
”としまえん”に惹かれて来たのだ。
思ったより近かったとしまえん。
保谷駅近くにあった祖母の家からも割と近かった。
うん。だけど、そう。
ちょうどこんな感じ。
少し遠くまで遊びに来た感覚が同じだ。
また来てみよう。
今度はお弁当にサンドイッチを作って。