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投稿日:2010年12月15日

2010年12月15日

今日は今年最後の外来で、そして放射線治療の最終日。
夏頃に胸の辺りに異常があるという診断を受けて以降、いろいろな検査を受けた。自分の身体に異常があると聞かされてからは日常の景色が一変した。いろいろなことを考えたし、それから先のことも考えた。空いている時間には物を処分したりして部屋の整理もしたし、心を平穏にする術をあれこれと模索もした。
毎日の放射線治療は辛かったが、手術や術後の苦しさも過去の出来事になろうとしている。術後あんなに苦しかったのに、あんなに痛かったのに、今は寝返りも平気で打てる。
今日で放射線治療が終わると、今回の再発に関してはひとまず一区切りと考えていいみたいで、そのことは本当に嬉しい。
放射線科の先生やスタッフの方々は親切でいい人達ばかりだったが、この地下2階にある閉塞感のある場所にはもう来ることがないようにしたい。
治療が必ずしも実るとは限らない。何が起こるかわからないというのが今までの私が経験したことだったが、今回は全てがよい方向に出て正直言って信じられないぐらいだ。
4ヶ月の間に私の身体はいろんな状態を経験した。
また元気にしてもらったのだから、いよいよ大事に生きなくちゃいけないなぁと思う。
師走まっただ中の今日、私は立ち止まる。
立ち止まり、昨日までを振り返り、そして今日を確認し、また明日に向いて歩き出せる幸せを噛みしめる。
今年はまだ終わっていないが、私は何度もこの一年の中でやり直しをさせてもらった気がする。
今日もまた再出発。
何度でもやり直して、また笑顔を取り戻したい。
生きるとはそういうことなのかもしれない。
2010年もまた、私にとって忘れられない年になるのだろう。