夕方、ラジオの収録で渋谷に行った。
今日はクリスマスイブ。金曜日ということもあって、仕事帰りにクリスマスイブを楽しむカップルも居るんだろうなぁと思っていたのだが・・・。
収録を終えて、時計のベルト交換とそれから今日は美味しいものでも買って帰ろうかなと少し渋谷の街をブラっとしているうちに、どんどん日が暮れてイブの夜に変わって行った。
渋谷駅前のスクランブル交差点はいつもすごい人なのだ。
最初に来た時は「今日はお祭りでもあるのかな」と思ったが、今日は分刻みにものすごい人になっていた。
ちょこっとデパ地下に立ち寄って、西武百貨店を地下から上がったら、渋谷のスクランブル交差点の交差点待ちの人波が見たこともないぐらい膨れ上がって黒い山のようになっていた。
<敵が攻めて来る。>
よくわからないがその時に何故か「関ヶ原の戦い」が脳裏に浮かんだのだ。
普段の渋谷は「お祭り」の様子。
特別な日の渋谷はよりいっそう人が集まってきて、お祭りを越えて戦いに近い殺伐とした景色となりなんだか恐ろしかった。
街頭のケーキも思ったより高かった。
今夜「イブは渋谷で!」と集まって来た人は多い。
私にこのムードは合わなかった。
「イブは渋谷以外で」過ごすのが平和でいいなとつくづく思ったのである。