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投稿日:2010年12月19日

2010年12月19日

レッスン合間の休憩時間に駅ビルにあるとんかつ屋さんに入った。
他の店舗は満席の札が出ていたりしていたので、少しゆっくり出来そうなこの店にしようと思ったのだった。
「いらっしゃいませ〜」
男性店長と思われる人に案内をされて席に着く。
お客さんは、やや席にまだ余裕があるといった感じだが、店員さんがとても少ない。お茶を運んだりする女の子が居るが注文は取れないらしい。お客さんが「すみません」と声をかけると慌てて「店長〜」と男性を呼びに行くので、今注文が取れる店員さんは店長一人と思われる。
「ごゆっくりどうぞ」
女の子はそういって奥へ入って行ったのだが・・・・。
どうも落ち着かない。
というのも、近くの席に座るお客さんが店の人にビールか何かのおかわりをしたいが、人が居ないので困っているのが私の席にまで伝わってくるからだった。
それだけではない。
斜め前の男性客が「すみませ〜ん」と声を出した。
女の子が出て来ると近くの席のご婦人が「ビール、おかわり」と言い、斜め前の男性は「ご飯、おかわりお願いします」と言っていて、向こうのテーブルおばあさんが「お茶下さい」と言っていた。
人が足りないんでないの。
特にとんかつ屋さんで私はいつも思うのだが、「キャベツとご飯とお味噌汁はおかわりご自由です」と言ってくれるが、自分で大きな声でおかわり申請をしないといけないのがなんとなく気がひけるというか面倒臭いというか、それだったらもういいか・・・と、断念することが私は多いのだ。お椀の中を察して「おかわり、いかがですか」と尋ねてくれたらいいのだが、私はあのおかわりご自由サービスは「すみませ〜ん」と店員さんを呼ぶだけのことを乗り越えたら、おかわりをあげると言われているような、サービスでもなんでもないような気がしてならないのだ。
し〜〜ん。
今おかわりをしたい人はかなり大声で店員さんを呼ばねばならなくなった。
というのも店内に店員さんが居ないのだ。
かわりにさっきの女の子が店の前に出て「ただ今、@@サービスをやっております。店内お席まだ余裕がございますのでどうぞ〜」と宣伝をしている。そして店長はその奥で関係先と思われる相手との電話中。
お〜い。店にいるお客を大切にして下さい。
というか、いつ私の注文を取りに来てくれるんですか。
ごゆっくりどうぞって、もう私の休憩時間は残り少ないんです。ごゆっくりしているのはお店側なのではないでしょうか。
その後、私は「すみませ〜ん、注文をお願いします」と叫び、向かい側のおばあさんは「食後のデザートまだですか」と叫び、近くの席のご婦人は「注文お願いします」と叫び・・・・。
君ら、呼ばれな来えへんのかいな。
ぜんぜんゆっくり出来なかった。
二度とこの店には来ないのだ。
「どうぞごゆっくり」の日本語からあのとんかつ店は勉強し直した方がいいのである。