日曜日。
一昨日ぐらいから、身体の中の風が入れ替わったように日に日に体調が軽くなっている。今日で点滴治療は終わり。明日輸血を受けたら身体に刺さっていた針も抜けて自由の身になれるので、それが今は待ち遠しいのだ。
身体に入っている点滴の針というのは縫い針のような金属でなく、柔らかいプラスチック素材なので腕は普通に使っても問題がないのだが、なんとなく”針が刺さっている”というイメージだけで違和感もあるし、自由に使えるというところまでいかない。何年お世話になっても未だに慣れないことの一つなのだ。
夕方、授業をさせてもらっている学校の生徒さんがお見舞いに来て下さった。
生徒さんたちからの寄せ書きをいただく。
一人一人、それぞれの文字。
想いはあったかくそれそのものが大きな力を持つのだとまた感じる。
ある日を境に、換気をしたように体調が上向きになった今回の入院治療は、やっぱり人の想いによってすくいあげられた感じがしてならない。
早くみんなに会いたいなぁ。
11月からの復職を目指していたが、10月最終週から授業を再開出来たらいいなぁ。
少し前までは見えなかった世界がまた一つ、輪郭を見せてくれるようになった。