投稿日:2007年08月25日

2007年08月25日

最近のファッションの流行について、すっかり私は「可愛い〜」について行けなくなった。
「可愛い〜」と思えない。
近頃店頭で見掛ける服や靴のデザインは、私から見れば微妙なラインにあって、おばあちゃんの原宿「巣鴨」に売っていそうな”おばあちゃんの定番ファッション”。それがそのまま、今渋谷新宿のファッションビルで、若い子向けに売られている。
いいの?
これで、いいの?
長年、女性としてそれなりにファッションビルには足を踏み入れて来たが、「おばあちゃんのと同じ」タイプの服や靴や小物が10代20代の女のコ達の流行りとなったのは、今回が初めてではないだろうか。
「秋の新作」
祖母が着ていた洋服や、身につけていたネックレスにそくり。
「みきちゃんに、コレあげるぎゃー」
い、いらない。そう思ってきた品々。
今は店頭でいい値段がついている。
靴はコッペパンをつぶしたような形で、かつバレエシューズを足して2で割ったようなデザイン。これが流行っていて、これまたおばあちゃんが部屋の中で履いていたような靴下とセットで履いている女子が多い。
下北沢でよく見るおだんごヘアー。
サザエさんのフネさんが私の子供の頃からやっている。
そして洋服を買いに入れば、店内の50%の洋服が大屋政子女史が着ていたタイプのシルエットのものが並ぶ。
いいの?
いいんです・・・よね。
若い子達のファッションは、髪と服と足元はおばあちゃんと同じで、あと、両者違っているのはメイク方法だけとなった。
おばあちゃんが着ているのには見向きもしないが、雑誌に載って店頭に並べばそれがお洒落に見える。ファッションの流行は一種の催眠術みたいなものなのだろう。
そのうち「入れ歯」もファッションになるかもしれないのだ。


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