投稿日:2008年01月15日

2008年01月15日

夜、父しげおっちに電話をした。一月になってから急に寒くなったので、独り暮らしの老人の父がどうしているかとやはり気になるのだ。
私「もしもし」
父「なんや」
特に用はないのですが、お元気ですかと尋ねると今日はテレビを見ていたようで、元気やという返事が返ってきた。
父「それだけか」
父「それだけで電話してきたんかいな」
秋に家に帰った時に、お世話になっているヘルパーさんと話す機会があって、その時にヘルパーさんは「遠く離れた所に住むお嬢さんと、何を話していいのかわからないみたいですよ」と父のことを教えて下さったが、私はこの心理が今ひとつわからない。
父「ほんで、他に用はないんやな」
連休に孫達が家に来たことを思い出して、一瞬その話題になりかけたが、父は4人の孫達のことも特に「孫」という生き物という風にしか見ていない様子だった。
父「用はほれだけか」
なんでそんなに急いで切ろうとするのですか。
今日はそんな中、意識をして会話を繋げてみた。5回ぐらい父が電話を切ろうとしたところで踏ん張ったのだ。
ガチャン。
通話時間45秒。
しげおっちにはお友達っているのかな。
しりとりをして遊ぼうよと始めて、すぐに「みかん」で終了になったり「にんじん」で終わったりする、そんな感のある父との電話なのである。


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