投稿日:2008年12月08日

2008年12月08日

今日はチェウニさんのインストアライブ。
銀座にある山野楽器のホールであるので、銀座に出掛けた。
街が一番華やかになる12月。銀座は東京の大きな街の中でも高級感が漂う独特の街だが、クリスマスの飾りつけをした街はキラキラしていて、一層華やいで綺麗なのだ。「銀座」と言えば高級クラブ。というイメージだが、私の活動時間帯はいつも「飲む時間」ではないので、私の知っている銀座はデパートや画廊、ファッションビルとアップルストア界隈になる。
日が沈むまでは、実に女性が多い街なのだ。
ソニープラザでは20代ぐらいの女性達が。コーチの店では30代ぐらいの女性達が、魚が群をなして泳ぐようにスイスイと出入りしていて、三越のデパ地下に行けば幅広いジャンルの女性達がハンターのような目をしてウロウロしている。堂島ロールは今日も完売。ショーケースは空っぽになっていたのであった。
山野楽器のすぐ手前にある木村屋総本店は、「私もあんぱんが買いたい」と思ったが、ガラス越しに店内を見たらまるで朝セリのような風景。お客さんはみんな女性達だ。指を差して注文をしている姿がみんな前のめり。
女が強い街、銀座。
女性達の強さに、さすがの私も今日は圧倒されながら山野楽器さんに到着したのだった。
私は「韓国人は早口」という印象があったのだが、チェウニさんはしゃべり方も実におっとりした可愛い女性だ。独特のイントネーションで時々カタコトっぽく聞こえる日本語で会話をされるのだが、歌になると綺麗な発音の日本語が印象的になる。チェウニさんの歌からは、言葉を大事に発音することの重要さを教えられるのだ。
今日はクリスマスも近いので「ホワイトクリスマス」が曲目に加わって一緒に私も演奏をした。
「ホワイトクリスマス」は子供の頃、家にあったお気に入りのレコードの一枚。ビングクロスビーが歌っていたものだ。メロウなサウンドと声が素敵で何度もかけてもらって、ドーナツ盤が回るのを背のびして眺めていた。
海の向こうに国があることを知らなかった頃だ。
チェウニさんと、海を越えて時を越えて、こうして銀座で一緒にホワイトクリスマスを演奏出来て、あらためて音楽はいろいろな人や物やことを繋いでくれるものなのだなぁと思ったのであった。


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