今日は「お香の日」なのだそうだ。595年の4月に香木が日本に漂着したという記録が日本書記にあるらしく、「香」という漢字をバラバラにすると一、十、八、日に分けられることから4月18日がお香の日になったのだそうだ。
お香は私も好きでよく焚く。以前京都の某ホテルの玄関口でいい香りがしたので、何の香りですかと尋ねたらそれは松栄堂の「堀川」というお香だと教えてもらってから「堀川」は和の気分の時に焚くようになった。アルファステーションが北山にあった頃、近くにあった系列の「lisn」は今は青山にもお店があるので、そこに買いに行く。ここのお香は独特の品のいい香りがする。数種類お気に入りがあって、来客がある時に事前に焚くお香だ。他には日本香堂のfmシリーズ、エステバンのお香も好きで、結構お香はいろいろ試したと思う。
が、一度だけ「むむむっ」と嗅ぐに耐えられない香りのお香があった。それは某社の出しているあるお香で、その日試しに焚いてみようと買った中の一つだったのだ。
ぷぅ〜〜〜〜ん。
むむむ・・・・。
このニオイには憶えがあるぞ・・・・。
そのお香はわきがの香りのするお香だった。確かにそれはスパイス系のカテゴリーにあったが、ちょっと私にはスパイシーすぎる。こんな強烈なニオイだとは思わずに買ったので、部屋で焚いてからようやく匂いの全貌に気がついたのだった。
一本焚き終わったら、部屋の中がわきがの匂いでいっぱいになっていた。
お香の匂いだと思えられたらいいのだが、たまに電車の中で我慢をしているあの臭いを思い出すとクラクラしてきた。
よく「香りものがダメ」だと言う人が居る。
私にとってはいい香りに思えても「臭い!」と受け付けない人が居て、それを思えば私がダメだったのはあのお香だけなので、かなり匂いに関してはストライクゾーンが広いのだと思う。
あのお香は、今も廃盤にならずにあるのだろうか。
いろんなニオイフェチがいるので、貴重な種類として愛好者が居るかもしれない。