投稿日:2010年04月11日

2010年04月11日

これぐらいの時期になると「母の日のプレゼント特集」というのをよく見るようになる。忘れっぽい人には、これぐらい前もって「母の日」を思い出す機会をもらえるのはある意味いいことだなぁと思う。私もこうした「母の日のプレゼント」という見出しで「もうそういう時期なんだわ」と、思い出すのだが、いつからだろう。母の日のプレゼントも「早期割引」がもう当たり前のチラシ文句になった。
今や年中「早期割引」だらけになったのだ。「母の日のプレゼント」がそうなら、「父の日」もそうだし、だったら「敬老の日」も同じく早期割引がある。「お中元」に「お歳暮」の季節にはもちろんで、「おせち料理の予約」も「飛行機」も「旅行」も早期割引だ。他には「免許の合宿」や「お引っ越し」に「ランドセル」・・・・etc、こうなると年中という以上にどの業種も「早期割引」サービスをやっているような印象になって来たのだ。
早期割引は、文字の如く「早めに頼むと安いですよ」というサービス。だが、私はこれをあまり利用したことがない。母の日のプレゼントにしても、ギリギリまで「こういうものがいいのかな」「やっぱりこれかも!」「これもいいな」と、決まらないというか決められないでいることが多く、人への贈り物だけでなく、「おせちの予約」や「旅行」も、もう少し近くなってからの方が状況がハッキリしているし・・と、眺めるだけで終わってしまう。だから、結局私にとっての早期割引は「へぇ〜、今頼むと安く済むんだ」と思うだけで終わってしまうお付き合いなのである。
例えば、レストランで早期割引をやってくれたらいいのにな、と思う。私は「いらっしゃいませ〜」と席に案内されて、メニューをもらってから1分以内に注文を決められるし、こういう場面で「即決」出来るのを「早期割引」にしてもらえたら毎回活用出来るのだ。私はメニュー決めは早い。自信があるだけに、残念なのだ。
母の日のプレゼントは今は3つ、母は亡くなってもう居ないのに私には贈る母が3人居る。亡くなった母と、それから私の入院中に母代わりのように訪ねてくれた二人の叔母である。
「これもいいなぁ」「でも、待てよ。もうちょっと探してみようか」
その人の顔を浮かべながら、品物を選ぶのは楽しいひとときなのだ。


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