投稿日:2010年05月28日

2010年05月28日

梅雨がまだやって来ていないというのに、コンビニエンストアでは花火セットが並ぶようになった。
花火は「夏」のイメージだが、意外にも「花火の日」は今日、5月28日なのだそうだ。
初めて花火が打ち上げられたのが1733年の今日で、その時は両国川開きの水神祭の為に花火が上がったのだそうだ。後に8月1日も花火の日に制定されたので、日本では年に2回「花火の日」があることになるが、元祖花火の日と言えば今日のことを指すらしい。
花火は見るのは楽しい。
というか、見ている方がいい。
ファミリー花火と呼ばれている安全な花火セットも、だ。
自分で火をつけられるのは「へび」ぐらいなもので、あの火をつけるのが私は実は怖いのだ。線香花火でさえ、火が点いて一瞬大きくボっと燃えた時にはちょっとドキドキする。棒タイプの花火になると火が点いた時に「シューーー!」と音を立てるのと、花火というよりもガスバーナーのようでやはりとても怖い。
「あれ?点いていないのかなぁ」
よく点いたかどうか確かめに近寄る人が居る。が、あの役は絶対に私には出来ない。だって、近づいた時にボっ!と点火することは割とあって、多くの人は「よくあること」として気にしていないかもしれないが、あれは花火が仕掛けた罠に違いない!と、個人的には思っているのだ。悪い冗談を花火はたまに仕掛けてくる。”飛んで火に入る夏の虫”状態の無防備な人が居るので、とってもヒヤヒヤするのだ。
個人的には落下傘が好きだった。
ロケット花火に至っては一番恐ろしい存在で、遠く数百メートル程離れた場所でも誰かがロケット花火をやっていると私はあの先っぽが自分の眉間に飛んできて刺さることを想像してしまい、より遠くへ逃げるのが常となっているのだ。
結局、ウニウニウニ・・・と伸びて、最後に「もう、これで限界です」と言って終わりになる「へび」しか私は落ち着いて楽しめないということになるのか・・・。
どっか〜〜〜ん!
た〜まや〜〜。
か〜ぎや〜〜〜〜。
夜空に大きく円を描く豪快な花火の方が安心して見ていられる。少なくとも血圧は安定している。
ファミリーセットに入っている、あの安全な花火達が怖い私なのである。


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