今日はノースリーブで出かけても大丈夫かなぁ。
だいたい薄手の長袖の羽織ものを荷物の中に入れて、寒かったら羽織るようにして過ごしているので、冷房が効いた場所でも屋外でも気温差で困るということはないのだが、今日は荷物を少なくしたかったので、上着を置いて行くことにしたのだった。
時々、読みが外れて失敗することはある。
上着を持って来ればよかった・・・と寒さに震えることや、逆に今日は荷物になっただけだったなぁと一度も着ないまま終わったり・・・。
でも街に出た時の人々の服装を見て、それが基準となって「今日はコレで行けそうだわ」と安心することもある。
今日はとっても不安になったのだ。
駅で早速、黒いタイツの女性を見かけた。その時は、<タイツですかぁ?>という目で見ていたのだったが・・・。
電車に乗ったら、黒タイツの女性がまた居るではないか。
私はノースリーブに素足にサンダル。これで今は寒くなく丁度いいのだが、黒いタイツを履いている人が数人居るのが気になる。
更に電車が行くと、今度上着を羽織っている人がやや多めになってきた。車内は春先のような装いの人達が目につく。
今日、このあとすごく寒くなると天気予報で言っていたかしら。
人数が増えるとちょっと自信がなくなってきた。
電車を降り、エレベーターに乗ろうと歩いていたら、前方に白いニットのカーディガンを羽織っている女性が居るではないか。このニットのカーディガンは3月の暖かい日に着ていそうな、そんな物だ。ウチはもう衣替えで仕舞ったような冬用のカーディガン。
<今日は、このあと寒くなるんでしょうか>
結果として、ノースリーブで丁度よく過ごせたのだったが・・・。
何故、あの人達はタイツを履いていたんだろう。
何故、ニットを着込んでいたんだろう。
深く考えるのはやめよう。
今日出会った冬服の人達はみんなあのあと南半球の寒い国へ旅行に行ったと思うことにして納得をしたのであった。