玄関の所に伸びていた雑草達が綺麗に抜かれてあった。
多分、昨日お向かいに住む家のおじさんが抜いてくれたのだ。
去年の秋にもある日、玄関前の土の部分が綺麗になっていた。
”誰が抜いてくれたんだろう。””私が杖をついているのを知っている近所の人だろうか。”お礼が言いたいなと思ったが、その頃近所の人とはご挨拶をする位のお付き合いで、思い当たる人が浮かばなかった。管理費を納めているから、きっとそれで草を抜いてもらったんだろう。そう思っていたのだ。
今年の3月ぐらいに、地べたに尻もちをついた状態で、草をむしっていたら、向かいのおじさんが仕事から丁度帰ってきた。挨拶をすると、おじさんが「今度の日曜に抜いてやろうと思ってたとこだったから、置いときな」と、草を指さして言う。そこで前に抜いてくれたのがおじさんだったことを知ったのだった。
どこの家も、ご婦人方との方がいくらか季節の話題が入った挨拶が出来た。おじさんの方に挨拶をすると、小さい声で「あぁ」と返事をくれる位で、これまたどの家のおじさんもちょっと無愛想だった。
そう言えばずっと前に一度、おじさんとは花の苗を植えながら少し話したことがあったなぁ・・・。
おじさんはよそからやってきた私の暮らしを、本当は初めて挨拶をした頃から気にかけてくれていたのだろう。「今度、抜いてやるから」の言葉で、ようやく私はその心がわかった。
近所の家の人達はみな60代70代位の世代、そのうち3軒が30代位の息子さんや娘さんと一緒に暮らしている。私のところだけがこの数年で賃貸にかわったので、この辺は長い間人の出入りが少ないエリアだった。
私が別の場所で先住の住人だった頃には、新しく人が来ると最初は警戒心が働いたが、人が住まなかった家に自転車が置かれたり、洗濯物が干されるようになったり、その家が色づいていくとだんだん嬉しい気持ちの方が勝っていった。それを時々思い出し、前を通った時に外からでも花を楽しめる位置にしてみたりと、私も心を少し積極的にしたりはしたが、それは短いご挨拶の中でもなんとなくあたたかく輪の中に入れてもらっている感じを受け取ってきたからだ。
たまに外に出て玄関の前の茶色の土肌に、目を落とす。
雑草については、”無理して抜かなくてもいいや”と、他の日常生活でもいくつかある体優先にしていることの一つだった。
本当はね。
”ずっと私もここを綺麗にしたかったんです。”
”だから嬉しかったんです。”
「ふぅ〜」と、本当の心が胸の底から体の外へと出て行った。
早くお礼が言いたくなった。
今日はお向かいの家のドアが開くところに出くわさないかと、何度も玄関の外に出ていた。
僕を含めおじさん達は基本的に無口なんかなぁ?小学生の時は 男のしゃべりはみっともない と 怒られたのに… 僕も無愛想な時が多い シャイなのだ 恥ずかしいのだ それで 若いスタッフや女性から誤解されることもある(T_T) 本当はそんなに怖くないのに あまり話ししたことない 若い女性スタッフにえらい極端な敬語で接しられてショックを受けたこともある(ToT)
笑顔 笑顔でガンバローと思うが ヘラヘラしたおっさんもイヤなのだ
難しいねぇ〜(^_^;)
お向かいのおじさん、いい人ですね。
普通、よその家の草抜きなんかしないですよ~。
自分ちの庭の草だって抜かない人が多いのに...
あ~、うちの草もだれか抜いてくれないかしら~!?
もち、旦那は、絶対に手伝ってくれません。(-_-#
ご近所の方、みなさんとてもあったかい方々なんですよ・・・。ただダンボにはそういうことが伝わらず・・><毎日ガウガウ吠えまくっています><