「近所のスーパーに行くだけ」のバイクに乗って、吉祥寺まで行ってみた。
吉祥寺は「近所」なのか否か。
「近所」という言葉を使って位置関係を説明するならば・・・・、
まず家の「近所」の道を通って「近所」のスーパーの方に向かい、そのスーパーからまた別の「近所」のスーパーの方に向かって、そのままその「近所」を通る道路、環八を越える。
その道の割と先の「近所」には久我山という駅があって、それを越えてこの辺を走る「近所」の車と思われる車に付いて行き、”あれ、この道はもしかしたら抜け道なのかな?”と、数台が入って行く小道に一緒に入っていったらゴルフ場があって、それを横目に通り抜けたら”三鷹台”の駅の「近所」に出た。
”三鷹台”の踏切りを渡って、立教女学院の前を通って知人が住んでいる「近所」を通り、井の頭公園方向にブーンと行き、これまた知人が通っていたという吉祥寺の幼稚園の「近所」を通って最後に井の頭通りの交差点に着いたら、吉祥寺の「近所」に来ていた。
と、いう具合いなので、吉祥寺は「近所X10」位の距離なのではないだろうか。
ともかく、吉祥寺に着いたのだ。
今日はいい天気の休日なので、井の頭公園にやって来ている人たちが多いのだ。井の頭公園の方に行くと、公園を歩きに来ている恋人達が結構いた。
人の恋愛で見る分でも、私は「手をつなぐ二人」というのは好きだ。人混みではぐれそうになる街中でもない場所で”つなぎたいからつなぐ”手はあたたかい関係が出ている。少し心が離れてしまった二人なら、もう手をつながない。また”好き”が”愛”に変わった、長年連れ添った二人もあまり手をつないだりしないだろう。
手をつなぐのは「好き同士」の、ある限定の期間だけ。
私は手をつなぐ恋愛って好きだ。
一周回ってそこに妙に良さを感じるようになった。
ブーン。
公園を後にした。
私は吉祥寺に来たなら行かねばならない場所がある。
それは女の戦いの場所、ユザワヤである。
ここの4階5階は、可愛ゆい生地を前に「何を作ろうかいな」と女達が、怖い顔で出来上がり図を想定しながら「これだったら50センチかしら」と、何センチ生地を切ってもらえばいいか、考え中なのである。
「あなたも怖い顔!」
「まぁ、あなたも!」
そして私も怖い顔で思案中。
考えているうちに、横から来た女子が私の狙っていた生地を担いでカット台に消えて行った。
今日は「近所x10」の距離の吉祥寺まで行った。
本日の感想は、「フルフェイスのヘルメットにしてよかった」。
昔は結構な距離を走ると、小さい虫がいっぱい口や目に入ってきたのだ。
バイクで吉祥寺!!!!!
オラの知ってるミキ姉さんとは全然違うぅう
では、もう小一時間頑張って、マルモ工房まで、ゼヒ!
近所の連続感は、自分の大学時代を思い出します。
中野の下宿から早稲田まで時々自転車で行きまして。
面倒なので半纏のまんま、ふらっと。
「ああ、近所の人?」な感じを演じ続けましたっけ・・・
近所の連続感でそのままちょっと遠い所に行けた時って、なんかめちゃくちゃ嬉しいのです。あら、家からここまで直接来れたわ!というのが・・・。箱根まで行ってしまいそうです。ということはマルモ工房までは楽勝で行けるってことですよね!