先日、脇腹を「グネった」と言うと、東京人のY氏に笑われた。
じゃあ、「グネる」はどういう言い方をするのかと尋ねたら、それは「捻る」と言うらしい。
「グネるなんて言わないよ。あはははー」
「グネる」って、全国レベルで使われている言葉じゃなかったのか。
しかし、「グネる」には私にしてみれば、「捻る」だけでなく「めっちゃ痛くて泣きそうになった」部分までの表現力がある。「捻る」は「捻る」で存在し、「グネる」はまた別のもっと痛い「捻り」の単語で、先日の脇腹を痛めたニュアンスは、やはり「グネる」なのだ。
丁寧に「捻る」と「グネる」の使い分けを説明したが、全部聞いたあとで、再度
「でもグネるなんて言わないよ。あはははー」
で、会話は終わったのだった。
東京で暮らしていると、なんでもない会話の途中で笑われることがある。人が話している最中に、「ちょっと待って。今何て言った?」と質問をされる。それで急遽単語の意味を説明をするのだが、その説明をし終わった時には何の話をしていたのか忘れてしまうことがあるのだ。
「何、話してましたっけ」
「さぁ・・・」
私の話は、聞いても聞かなくてもどっちでもいい程度のものなのである。
今日は関西人のアウルのメンバーとスタッフの千秋さんが居る中で、「グネる」の話をもう一度してみた。
「グネるって、言いますよねぇー」
関西圏では「グネる」は何の違和感もない言葉なのだ。
「あれ、今日は笑わないんですかー」
先日、あんなに笑ったY氏にちょっとイジワルな仕返しをした。
1対1の場合は笑われ、複数対1になると笑われない。
言葉をめぐる法則なのだ。
グネる。いいますね。私なんて毎日のように耳に入ってきます。東京に行くと笑われるんや。仕事できないなぁ、東京では。でも同じ大阪でも通じないことはありますよ。
うちの義理の母は河内の人です。先日もちょっとおじゃますると、
今朝豆みしってきたから、てんぷらにするんでしゃぶってって。
直訳すると、今朝えんどうまめを採ってきたのでてんぷらにするから食べてって。
なんとなくわかるけど・・・。
大阪でも言葉使いって違いますよね〜。関西圏にエリアが広がると更に違ってきますよね。和歌山だったかなぁ、神戸だったかなぁ、忘れたけど「お前ダボか!」(確かお前アホか!だったと思う・・・)って何のことかさっぱりわからなかったです〜^^
確か神戸の方じゃないですか?
ごうわく=はらたつ
も兵庫です。
「ごうわく」は、はじめて聞く言葉だなぁ・・・。関西でもまだ知らない言葉がたくさんありそうですね〜。実家は純関西弁ではなく、愛知の訛りも入っているんで、たまに私の言葉が関西で通じないということもあります^^