投稿日:2010年10月28日

2010年10月28日

時々、出身はどこですかと尋ねられる。
「関西です」と答えると「えーっ、全然関西弁が出ないですね」と驚かれることが多いのだが、そんなことはないのである。すぐに関西弁に戻れる私なのである。
しかし、普段関西人以外の人と接する時、私は関西弁を抑え気味であることは確かなのである。で、東京に居るから東京弁になっているかと言えばそうでもなく、やや標準語に近い話し方をしているのではないだろうか。
私が関西弁をしゃべらなくなったのには、大きく分けて2つの理由が挙げられる。一つは東京にやって来た頃に一緒にお仕事をしていた人で関西人が嫌いな人が居たということ。その人曰く、「関西人は東京に来ても、意地でも関西弁を変えようとしないとことが強引で嫌い」だったみたいで、関西弁は暗黙のNG言語になっていた。関西人は強引だと決めつけるのもまた強引な話だなと思ったが、その人の方が仕事上立場が上だったのと、別に言葉使いぐらいで私も喧嘩するのもなぁというのがあったので、関西弁色が濃くならないように気をつけるようになったのが最初だった。
もう一つは、それでも気を許した場所ではフッと関西弁が出ることもあったのだが、今度はそういう場で話をしている時に「えっ、今何て言ったの?」と、話を中断させられ、私が何気なく言ったネイティブ単語について変換をし直さないといけないということだった。
例えば「さっき、わたしパーマあててきてんなー」と話し始めたところで「ちょっと待った!パーマあてた・・・って何?」と思わぬ質問を受けるのである。私にとっては「パーマあてた」は普通にパーマあてたことを指すのだが、この「あてた」が標準語でないばかりに「パーマあてた、なんて言わないよ」「えっ、あてたって言わないんやったら何て言うん?」「パーマかけたって言うよ」「ふ〜〜ん、そうなんやー」「そう。ま、いいや。で、続きは?」「へっ?続きって?」
中断しているうちに、何を話そうと思っていたのかを忘れてしまうということが割とあった。というか、ほぼ忘れた。結局何か話そうと思っていたのに、その話が何だったのかが思い出せずにうんうんうなり、それで会話の中で言葉使いについて水を差されるのが嫌になって、「なるべく標準語で話す」のが定着したのだった。
でも、
考えてみたら・・・・・。
文章の場合、関西弁で書こうが何をしようが途中で話を遮られることはないのである。
ほんだら・・・・、
関西弁で楽に書いたっていいんやん!そうやん!
この前も「ほんだら・・」ってつい気を許して口にしてしまったことで、「ほんだら」っちゅう単語についていろいろ笑われたりそんな言葉遣いはないと言われたりして面倒臭かったんやった。
いちいち会話を止められるのはうっとおしいねん。ストレスやねん。
いいやん。関西弁。
たまには使うたっていいやん。
っていうか、そりゃほんまは関西弁の方が普通に出てくんねん。腸内洗浄みたいにやっぱ慣れた言葉が身体から出て行ったらスカーっとすんねん。
そやな。
たまにこうして文章を関西弁にしたらいいんやった。
スカーーーーっとしよか。
そやけどな、
書いてみて思うたわ。
パソコンが関西弁に対応してへんから、関西弁で漢字使うて文章書こ思たらめちゃ変換が大変やねん。なんちゅー漢字に変換すんねん、このあほ!
あかんな。
書くのんも読むのんも、なるべく言葉使いで労力使わんとこ思たら、標準語に近い言葉遣いするんが一番楽やっちゅうことに気いついたのやった。


“ 4 件 ”のコメントがあります

  1. MOMO より:

    私は北海道出身なのですが、関西弁・・・好きなんですよ。 友人にも、関西出身の人がいて、普段も接することあるんです♪
    関西弁のブログも、なかなか味があって、いいですよぉ(^^)v

  2. 吉川みき より:

    関西弁、そうですか。好きだと言ってもらえたら、気が楽になります。ほんだら、たま〜に関西弁でブログ書こかな^^!

  3. white_bear より:

    私も北海道出身ですが、大阪に住んでいたことがあり自分もすぐに関西弁になった。ネイティブの人には気持ち悪い関西弁だと言われたが。。。でも、おっちゃんが必ず言葉の合間に「アホ!」というので慣れるまで大変やった。^^)

  4. 吉川みき より:

    あはは!そうなんです。「なんか違う関西弁」というのがあるんですよね〜。今度関西弁レクチャーしますよ!って・・・・女言葉になってもっと気持ち悪くなっちゃうか・・・^^:

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