投稿日:2007年05月06日

2007年05月06日

日々の日記を書くようになってから、6年が過ぎた。始めた頃は、ブログという言葉はまだなかったと思う。続いたことと続かないことがある中で、日記を書くことは思ったより続いているなぁと振り返る。
ギターの練習の方が続くと思った。
お肌の手入れの方が続くと思った。
基本的に私は根気がない。それに文章を書くことは苦手、だからこれは私にとっては意外なことなのだ。
同じく6年続けられたことは、小学校の時の給食を残さずに食べたということだ。ある日、自分が給食を残したことがないことに気がついて、それで給食を残さずに食べることを意識することにしたのだった。
6年間、給食を残さず食べてそれで修行は終わり、今や私は嫌いな食べ物がたくさんある大人になった。
私の場合、好きなこと=続くことではなかった。
今まで続いたことは、たまたま上手く習慣に変えられたことばかりだ。日課のどこかに時間を作れたのが始まりで、その後は時間を作るように少し頑張って意識をしてみたら、助走がついていた。助走がついたところで手を離したら、そのまま駒が廻ってまだ少しずつ距離をのばしているというものが「続いている」。
その日あった真ん中の出来事、はじっこの出来事、どこか一ヶ所を文章に残してきた。だから、読み返すとその日あった出来事が思い出せる。それが自分にとって一番よかったことだ。
やめたら、もともと文章が苦手な私はもう文章に手をつけなくなるのだろう。
6年間のうちで、いいことも悲しいこともあった。
私の毎日は、充実で溢れているわけでもない。特に悩みごとがない日もあるが、悲しみを抱えていても、誰かと会っている時には笑って過ごしている日もまたある。
「あなた」とその波のサイクルが違うだけで、心のバイオリズムはさほど変わりはないと思っている。
日記は給食記録を越えた。
せっかちな私は、長いスパンで物事を積んでいくということを学ぼうと、今修行の途中にあるのだろう。


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