投稿日:2011年11月07日

2011年11月07日

ダンボくんは小学3年生。
あぁ・・・・、胸が痛みます。
去年にダンボの名前を書いて懸賞に応募したことがあったのだ。確か「10000名様に当たる」ぐらい出せば当たるような懸賞だったのだが、それでメモ帳やシールセットなどのミニ文具セットをもらったのだった。
「ダンボ!!当たったよ〜〜〜!ダンボちゃんが懸賞に当たりました」
えらく盛り上がってダンボに報告をしたのを覚えている。
ダンボの名前で出した懸賞に当たったことが嬉しかった。メモ帳もシールもささやかな品物ではあったが、ダンボに見せて懸賞についての説明をしたものだった。
だが。
それからしばらくして。
吉川ダンくんあてのダイレクトメールが届くようになったのだ。それはかつて私も受講したことのある子供向け通信講座の案内で、小学2年生向けのDMだった。
「保護者の方へ」と書いてあるDMを受け取ると、犬の名前で懸賞に出したことが後ろめたく思えてきた。
確かに2003年2月生まれではあるのですが・・・・。
人間で言えば小学2年生になるのか・・・・。
エコの時代に私は無駄使いに加担しているんだわ。
ごめんなさい。
心の中で謝って再生紙箱に捨てて居たのだが、DMは忘れた頃に定期的に届くようになった。
DMは葉書でなく封書のため毎回シールやおまけが同封されていて、それらのグッズを手に取るとやっぱり胸がチクっと痛んだ。ダンくんに届いたものをダンくんにあげずに自分が使っていることと、DMとしては無駄な一通になってしまったという二重の罪悪感が真面目なA型の私にはプチ重荷になっている。
いつまでこのDMは来るんだろう。
そうして春になり、次は小学3年生になったダンくんあてにDMは届くようになった。
うげげ。こ、このまま繰り上がって行くんですか。
そして今日もポストの中に「100点とれちゃうナゾがわかるよ!」と書いた封筒のDMが投函されていたのだった。
一体いつまでこのDMは届くのだろう。
ダンボが老衰で死んでも、高校2年生のダンくんにこのDMが届くのかと思うと息苦しくなってきた。
このDMを止めるには・・・・、入会するしかないのか。
つるかめ算が全くわからずいよいよ落ちこぼれたっけ。あれは確か小学5年生か6年生だったような気がする。
面積と体積は行けたはず。あれは4年生だったか。
とすると、もうちょっとだな。
5年生ぐらいになったらDMは来なくなり、そして私は吉川ダンくんとして勉強を頑張っているかもしれないのである。


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