血液内科の受診と輸血日。
まず最初に採血室に行って採血をしてもらって、それから血液内科の先生のところに行く。
検査の結果では、身体の中で悪さをしているものはほぼ消失したとのことだった。ただ血液の赤ちゃんを作る力がまだないらしく、輸血は変わらず必要ということで治療と輸血は今後も続きそうだ。
8月に輸血が始まって、私の予測では年末ぐらいには症状が落ち着いているのではないかと思っていたが、まさか今も毎週輸血をお願いしなくてはいけないとは考えもしていなかった。それで去年の年末に5月に半月ほど旅行をしようと見切り発車で航空券を買ってしまった。しかも今年はカレンダーの並びがよかったので思い切って休めるギリギリの期間を旅に充ててしまったので、私は輸血の出来ない国に15日も行っているという無謀な計画でチケットを買ってしまったのだった。
先生に恐る恐る相談して、あきれられたもののなんとか半月の旅行が出来るように輸血のタイミングを考えましょうとは言ってもらえたのだったが・・・。
今日の診察で、「どうしても旅行に行くんですか」と訊ねられてしまった。
どうしても・・・って・・・。
どうしても行かねばならないわけではないのですが・・・。
「後半はかなりしんどくなると思いますよ。それも承知なんですよね。自己責任で行くわけですよね」
と、言われてしまった。
病気を舐めている・・・というつもりではないのだけれど・・・。
普段は生真面目だと周りに笑われる私なのだが、時々生真面目な人間ならしないであろう大胆なことを決行してしまう自分が居る。普段割とカチカチ人間なだけに、そんなモードになった時は私自身が「だったらやっておいでよ!」と応援するのだが、なんだか心細くなってきた。
車を買うと言ったら、買え買えと勧めていた父に「車なんて買わんほうがええ」と言われるし、旅行も思い切りネガティブに捉えたら「向こうで死んでもいいんですよね」という風に聞こえてくる。
旅行中にすごい気分転換が効いて、一気にそこで病気が好転するというすごい奇跡がない限り、後半はかなりしんどくなるのは私も予想がつく。
輸血室でいろいろ考えていたが・・・。
今日の輸血室のBGMは「サンバ」など何故かしらラテンチャンネルが選ばれているらしい。
クラシックが流れていたはずの輸血室がリオのカーニバルみたいな音楽が流れてきて・・・。
なぜ、サンバ。
違和感を感じつつも・・・
だんだん、いろいろなことが「大丈夫」な気がしてきた。
すごいぞ、サンバ。
「いいじゃん、いいじゃん、行っちゃえ!旅行!」
何故か楽天的になってきた。
今の私の背中を押してくれるのはこのサンバミュージックなのだなと思いちょこっと気が楽になったのだった。
海外旅行ですか。いいですね。うらやましい!行きたくても行けない人は多いんですよね。過去は変えられない。未来はわからない。
決めれるのは、現在だけ。行っちゃえ、行っちゃえ!
わはは〜☆心強い後押しをありがとうございます!もうグズグズするのはやめてスカ〜〜〜っと行っちゃいます!かずぼうさんもゴールデンウィーク、いいお休みになりますように!